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(回答先: 普通人間モードの限界 投稿者 張良 日時 2005 年 10 月 07 日 00:08:44)
参照投稿
http://www.asyura2.com/0510/idletalk15/msg/131.html
該当箇所
http://6118.teacup.com/kenmogi/bbs
茂木健一郎様
先日、やっと新橋のTSUTAYAにて「『脳整理法」を購入し、きのう第1回目の精読を終えました。
さすがに私には、読み応えのある高度な内容で、読了するのに大変なパワーが要りました。
本当に素晴らしい整理法の本です。
人の脳にしか出来ない、それこそ生命の歓喜(エラン・ヴィタール)に密接に結びつく整理法を茂木さんはこの本で指南されています。
その中で私の印象に残った、2つの箇所があります。
ひとつは、「確実に不幸になる方法はたくさんあるが、確実に幸運になることのできる方法などない」(p.095)という箇所です。最初にここを読んだ時、私は、確実に幸福になるべく自分が今まで学んできた「生きかた」を全面否定されたような気がして、頭の中がぐちゃぐちゃになりかけました。が、冷静になって読みすすめているうちに、「幸せは、無秩序に抗することしか生まれない」との文にあたり、ああ、そうか、自分が今まで学んできた生きかたも、「不幸」という名の無秩序に抗う為の、極めて有効な方法の一つなのだと知り、やっと納得できました。人生で幸福や幸運を得るには、一生かけて「不幸」と抗わなければいけない。そういう意味で、人生はやはり戦いなのだと深く思うことが出来ました。
もうひとつは、人間生きていく上で、コントロールできるものとそうでないものがあるという箇所です(p.101〜103)。
他者の心は自分の思う通りには出来ない。そこを心得ない人は大抵不幸になるのは事実なんですよね。歴史上、あまたの独裁者が最後には滅びていった原因も、その心得違いに起因するものと思われます。独裁者は本来コントロールできない民衆の心を、絶対にコントロールできると「盲信」して、なんとか操ろうと策を廻らした挙句、結局は民衆を不幸にし、最後には自分も滅びていく。
偶然と必然の微妙な「あわい」を脳でどれだけ読み取るかによって、バランスのいい生きかたができる・できないが決まってくるのだろうと思いました。ここまでが第1回読了の感想です。
この「『脳』整理法」はおっしゃっているように、情報の洪水によって、脳が悲鳴をあげている私たち現代人にとって、極めて大きなアドヴァイスになる本だと思います。
本当に有難う御座いました。2度目の読了が完了したら、またここに書かせて頂きます。
今回はこれにて失礼させていただきます。