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人が食べなくても生きられるとすれば、つまるところ仙人こそが人間究極の姿という事になりはすまいか?
生まれて20年間は、食べることで身体の成長が実現される。毎日3食もりもり食べなければいけない。次の20年は、人生で最もエネルギッシュな時期であり、又、子供を作る時期でもある。1日2食は摂るべきと言える。しかし、40歳をすぎれば1食に押さえて充分なのではないか。一般的に中年太りという現象が見られるのは、明らかに食べ過ぎと考えられる。
そしていよいよ60歳ともなれば、不食を実践し、仙人に至る準備を始める。といっても、苦しい修行ではなく、食べないことの快楽を知り、又、食べることが必須のことではなくソレもまたチョットした遊びに過ぎないという感覚に到達すること。そうすれば、80歳過ぎて仙人の境地に至るのではないか?
人間本来の寿命は120年との説があるが、だとすると最後の20年は、肉体を如何にして無に帰するかという人生のクライマックスである。前半生の60年は食べることによって生き、後半生の60年は食べないことによって死を超える。
飽食・過食の日本社会は、食べることの限界を知ることによって、食べないことの意義に気付くという次なるステップに飛躍しようとしているのかも知れない。
ダトイイガ。