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□毎日新聞、大失態…読者10万人?の個人情報流出 [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=27fuji320060427015&cat=7
毎日新聞、大失態…読者10万人?の個人情報流出 (夕刊フジ)
毎日新聞の読者の住所、氏名、趣味などの個人情報や子会社社員の給与明細といった約6万5000人分の個人情報が、ファイル共有ソフトを通じてネット上に流出したことが27日、分かった。流出したデータは毎日新聞の愛読者組織「毎日フレンド」会員名簿とみられる。ファイル共有ソフト「Winny」(ウィニー)の情報流出でスクープを連発した毎日新聞が、自ら購読者の個人情報を大量流出させるとはまさに本末転倒…。さすがに自社の流出は“スクープ”できなかったようだ。
情報流出はファイル共有ソフト「Share(シャレ)」を通じて発生した。同ソフトはウィニーがリリースされた後に開発されたファイル共有ソフトで、ウィニー同様、無料で映画や写真集などのデータをダウンロードできる。
夕刊フジが入手したデータを解析した結果、毎日の子会社「毎日開発センター」の関係者がシャレを使用したものとみられる。毎日開発センターは愛読者組織を管理するほか、毎日新聞の販売をサポートする業務を行っている。
流出させた人物は通称「シャレタマ」と呼ばれるウィニーのウイルスとよく似た暴露ウイルスに感染し、フロッピーディスク約35枚分のデータを流出させた。
流出データには「マイ・エリア・ネット営業明細」や「毎日フレンド」と題された内部資料が存在していることから、毎日新聞の愛読者組織「毎日フレンド」(現まいまいクラブ)の名簿とみられる。
そのうち、マイクロソフトのデータベースソフト「アクセス」で読み出し可能な「会員マスタ」と題されたデータには、北海道を除く東日本を中心とした6万5536人分の住所、氏名、電話番号が記載されていた。一部には趣味や職業、生年月日の記載まであった。
ただ、会員リストの流出はこれに留まらず「個別送り会員リスト」には2万8441人分の住所と氏名、「販売店送り会員リスト」には3万2567人の住所と氏名があった。「会員マスタ」と照らし合わせると一部重複がみられるが、場合によっては今回の流出の被害者が10万人を超える可能性もある。
また、社員の流出データも深刻だ。「手渡し会員リスト」には「販売局」70人分の名簿もあった。毎日開発センター社員とみられる14人分の今年1月の給与明細表、出勤簿の中には「カード料」「しばり」といった新聞社の販売局でよく使用する業界用語が使われた表があった。新聞拡張の成績表とみられ、拡張に対し、社員へ支払われる報奨金も手に取るようにわかる中身になっている。
愛読者の個人情報流出という新聞社にとっては最悪の事態−。毎日新聞は平成16年5月、ウィニーの開発者が逮捕された前後から積極的に報道している。最近では「サイバーテロ取材班」を結成し、海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」の暗号流出や在日米軍三沢基地の通行許可データ流出など、スクープを連発していた。
「ネット上の掲示板に書き込まれた翌日には毎日新聞の社会面でニュースになった。掲示板に書き込まれる前に流出情報をキャッチし、報道することもあった」(ITライター)ほどのスゴ腕記者がいるようだが、今回の大流出には沈黙したまま。すでにネット上の掲示板には19日の時点で「毎日新聞さんはこれをどうやって釈明するのか、楽しみに待つとしよう」と、流出を指摘する書き込みがあった。
社説でも複数にわたりウィニーの情報流出問題を取り上げている。昨年6月25日の社説「原発情報流出 人ごとでは片付けられない」では、三菱電機子会社社員が原発の機密情報を流出させたことに対し、「申し訳なかったですまされる問題ではない」「従業員の行為をとめられなかった会社側の責任も重い」と切って捨てている。
その人ごとではない毎日新聞社長室の広報担当は「現在、事実関係を確認中」と話している。
[ 2006年4月27日12時12分 ]