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□日経の「格差を考える」を笑う|佐藤立志のマスコミ日記
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=429793&log=20060421
■2006/04/21 (金) 日経の「格差を考える」を笑う
●日経の「格差を考える」を笑う
日経の一面で「改革継続、成長こそ王道」と小泉改革をヨイシ
ョしまくり。これも千葉補選応援か。日経が「今になって歯車を
逆転させ、自らの才覚や努力で稼いだ人や企業を引きずり下ろし
て、日本経済という船が再び沈めば元も子もない」が主張してい
るが、いつ成功した奴を引きずりおろしたか。
引きずりおろしたのは、資本主義の公正さをないがしろにした
堀江みたいな虚業家だ。引きずりおろして景気が悪くなった事例
を経済的事実からぜひ指摘していただきたい。バブル景気の時は
談合も癒着も何でもありだった。それでも景気が良かった。談合
や癒着にも手をつけざるを得ないほど景気が最悪だったというこ
とだ。
景気にしても、リストラの名の下に家計を犠牲にして企業は復
活した。銀行が一番いい例だ。しかも「機会の平等」の下の「市
場競争があったから景気が回復した。だから昔に歯車を逆転させ
るな」と主張する滑稽さ。
そいじゃあ、日経は５０歳過ぎて記者を学歴、経験、性別もな
く雇用したことがあったのか。三万人を超える自殺者の半分は中
高年。彼らに雇用の機会はありましたか、日経さん。
しかも終身雇用や年功序列を日本の強みと発言した小沢代表に
あてつけている日経の結論は、「真の安全網の再構築」だそうだ。
これって何?? 放送大学の高橋教授(経済学)で「私の知る限り、
欧米の主要企業で成果報酬主義をとっている企業はない」と断言
していた。
中高年でリストラされても失業保険は、たったの３３０日しか
もらえない。それも不景気で支給日数も引き下げられた。結局は
自分に掛けた生命保険で家族を守るしかない。
これが日経のいう安全網でしょうかw
しかも規制緩和の政府の会議の議長がオリックス生命のオーナ
ーの宮内だから、もう悪い冗談でしょ。
真に構造改革すべきは官僚組織であり、民間のことなんかほっ
といてくれw
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