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□毎日新聞、朝日新聞&将棋連盟に猛反撃紙面|夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=21fuji320060421012&cat=7
毎日新聞、朝日新聞&将棋連盟に猛反撃紙面 (夕刊フジ)
将棋の最高峰・名人戦の主催を、毎日新聞社から朝日新聞社に“電撃移管”することを日本将棋連盟(米長邦雄会長)が決めたことに対し、毎日側が大反撃に出た。21日付の朝刊で紙面を丸々1ページ割いて、経緯や移管撤回を求めたのだ。記事中には契約金が赤裸々に明らかにされているほか、連盟や朝日側への辛辣な批判の言葉が並ぶ。毎日側の捨て身の“紙爆弾”炸裂だ。
「名人戦問題取材班」という仰々しいクレジットの入った記事は、「名人戦問題特集」として、11面に掲載された。
記事は「突然だった『解消』通知」との大見出しで、これまでの経緯、将棋連盟からの契約解消が記された「通知書」、同社の北村正任社長から全棋士に宛てた手紙などを掲載している。
記事によると、連盟は3月22日の理事会で、毎日から朝日に主催を移すことを決定し、同月28日付で「第66期以降の契約に関しては解消させていただく」と毎日に通知書を送付。「この間、将棋連盟と朝日新聞から本社に対し、何の連絡もなかった」という。
その後、中原誠・連盟副会長と北村社長らの間で会談が行われたが事態は改善されず、毎日は4月9日、「通知書による申し入れは到底納得できず、通知書の撤回と契約書に基づいた契約の履行を求めます」との書簡を連盟に送付した。
さらに、14、15の両日、「日本将棋連盟の棋士の皆様へ」と題した北村社長の手紙を全棋士(196人)に送付。手紙の中では、「朝日新聞社からの提案は、名人戦が3億5500万円、臨時棋戦が4000万円、普及協力金1億5000万円の5年契約」と、これまで不透明だった台所事情を暴露した。
毎日自らも「現契約金3億3400万円」と明らかにするとともに、王将戦の契約金も7800万円と明示する捨て身の反撃。「私どもは、王将戦を含め4億1000万円余という新聞社の中では最高額の支出」と、金銭面でも負けていないことを強調した。
その一方で、「最近の経済事件にみられるように、『お金で買えないものはない』という考えに厳しい目が向けられています」と、刑事被告人となったライブドア前社長の堀江貴文被告(33)とオーバーラップさせる手法を駆使。「今回の、裏取引とも見える一連の動きの社会的影響を危惧(きぐ)します」と、社会性にも訴えている。
記事最下段では、観堂義憲東京本社編集局長名で、「27年前、中原誠名人は、将棋史に残る絶妙手『5七銀』を指して名人位を守りました」と中原副会長を持ち上げる一方で、「将棋ファンがさすがと思う連盟理事会の『次の一手』を待っています」と、意味深な言葉で締めくくっている。
[ 2006年4月21日14時5分 ]