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2006.4.12
政府はNHKの経営陣を信頼し、NHKの独立性を認めるべきだ。いちいち干渉してはならない。竹中総務相と総務省官僚はNHKから手を引け! NHK改革はNHK自身がやればよい
「無用の長物たる政府こそ最良である」(フンボルト、プロイセンの政治家)
[政府は存在していて、なお、存在しないような、国民に対し干渉しない政府が最良である。いちいち国民に対して命令したり干渉したりするような独裁的な政府は最悪である]
4月12日の大新聞各紙は、総務省が「NHK受信料支払い義務化・値下げ前提に」(朝日新聞1面左上記事の見出し)を検討していることを報じている(1面で取り上げたのは朝日、日経の2紙)。以下に日経記事を引用する。
《総務省は受信料収入が急減したNHKの経営再建に向け、受信料支払いを法律で義務付け、不払いに罰則を科す案を検討する。不払いが全世帯の3割に達し、払っている視聴者との不平等を放置するのは適切ではないとの判断だ。強制的な受信料徴収には放送法の改正が必要。同省はNHKが保有するチャンネル数の削減などによる経費削減、受信料値下げも打ち出すことで理解を得たい考えだが、与野党から異論も予想され、国民的な論議を巻き起こしそうだ。
総務省は竹中平蔵総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」でNHK論議を進め、政府が6月にまとめる「骨太方針2006」に反映させたい考え。早ければ来年の通常国会に放送法改正案を提出する段取りを想定する。》
与野党にお願いする。竹中総務相の暴走を止めてくれることを。
毎日新聞(4月12日朝刊3面)には、竹中総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」の座長である松原聡・東洋大教授が「NHK給与高過ぎ」(毎日記事の見出し)を指摘したとの記事が出ている。
この松原教授にはかなり問題があると私は思っている。竹中総務相の私的懇談会の座長という「私的な立場」なのに、あたかも権力者のように振る舞っている。威張っている。このような謙虚さをまったくもたない三流の学者を威張らせておく政府・総務省・マスコミはどうかしている。不見識の極みである。
かつて道路公団問題のとき、三流作家のI氏があたかも小泉首相の代理人のごとく、独裁者のように振る舞ったことがあった。愚かすぎるマスコミがあげてI氏を応援した。批判した者は、テレビキャスターから罵声を浴びせられた。テレビや大新聞は冷静な判断能力を失い、政治権力の手先となった(いまも変わっていない)。いま、この松原教授が、道路公団ではしゃいだ愚かな“作家”の真似をしている。愚かすぎる。
こういう愚かなことの根にあるのは、小泉・竹中コンビの野心である。小泉首相と竹中総務相は、NHKから言論の自由と報道の自由を奪おうとしている。
こんなバカなことはやめるべきである。竹中総務相よ、NHKから手を引きなさい。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02583.HTML