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□文藝春秋4月号掲載の「ルポ 下層社会」に対して足立区の見解を送付しました
http://www.city.adachi.tokyo.jp/020/d00400050.html
文藝春秋4月号掲載の「ルポ 下層社会」に対して足立区の見解を送付しました
最終更新日 2006年3月27日
3月10日発行の「月刊文藝春秋4月号」で記事となっている「ルポ 下層社会」では、足立区について触れられていますが、その中には、読者の誤解を招くようなものや、区施策の否定、さらには区民に大きな失望をあたえるものもありました。
そこで、出版社および執筆者に対し「文藝春秋4月号掲載『ルポ下層社会』に対する足立区の見解」を送付しました。区では、今後とも注視し、誤りがあれば、その都度正していきたいと考えておりますので、区民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。
文藝春秋4月号掲載の「ルポ 下層社会」に対する足立区の見解
3月10日に発売された文藝春秋4月号掲載の佐野眞一氏によるルポ「下層社会」に対して、当区には発売直後から現在まで、多くの意見や苦言が区民から寄せられております。その多くは「記事の内容は本当のことか」「周囲にはそうした状況は見えないが何処のことか」「抗議すべきでないか」といった内容です。
佐野氏は長期間にわたり足立区を取材し、関係所管や区民へのインタビューを行い、足立区もできるだけ正確な記事を書いていただく必要から資料提供も含め可能な限りの取材協力を行ってまいりました。しかし、発表された記事は足立区の暗い面ばかりが強調された下層社会として描かれ、全国に発信されてしまいました。
大多数の区民はごく普通に真面目に働き、更には多くの区民が地域で福祉や教育、まちづくりなど様々なボランティア活動に取り組んでおり、足立区の発展もこうした区民の日々の努力により支えられてきました。こうした、地域をそして足立を愛する方々の心情を思うとき、区民生活の一断面を描いたとはいえ、現実の区民感覚からは程遠い印象を与える内容となってしまったことはたいへん残念でなりません。
確かに足立区には解決すべき多くの課題があります。一昨年に策定された基本構想では、自らその事実を摘出し課題解決に向けた処方を示し、今まさに全区をあげて取り組んでいるところです。これらのことは、佐野氏の取材に応じる中でも度々説明させていただきました。記事中に引用されている基本構想の策定過程でも明らかなように足立区のイメージアップは多くの区民の願いであるのです。にもかかわらず、氏は記事の末尾で、先の基本構想・基本計画などにより展開しつつある区の様々な施策が、格差を隠蔽するための意匠すなわち虚飾に過ぎないと論断されたことは足立区の政策努力の全否定であり極めて遺憾であります。本記事により、64万の区民生活が横溢する場が下層社会と烙印され、足立区のイメージが損なわれ、格差社会を告発すべきところが結果的に格差を固定化する危険を招きはしないかと憂慮する次第です。
足立区は事実を公表することについては積極的である事の重要性を十分に認識しており、今後ともいずれの取材に対しても公平・公正・透明な協力姿勢を堅持いたします。
しかし、そうしたことにより公表される内容については、今後とも注視し、誤りがあれば、その都度正していきたいと考えております。
平成18年3月23日
足立区
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投稿者 white 日時 2006 年 3 月 25 日 10:42:44: QYBiAyr6jr5Ac