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□朝日「名人戦」奪う?|スポーツ報知
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1846409/detail?rd
朝日「名人戦」奪う?
将棋界で最も伝統と権威のある名人戦が大揺れだ。主催する毎日新聞社に代わり、朝日新聞社が巨額マネーで、タイトルを“横取り”することが12日、濃厚になった。
日本将棋連盟(米長邦雄会長)はこの日、東京・渋谷区の将棋会館で棋士会を開き、07年に始まる第66期名人戦の主催を朝日に移す理事会案を伝えた。第64期名人戦は11日に始まったばかりだが、羽生善治3冠ら約70人の棋士からも「反発は少なかった」(関係者)と、5月26日の年次総会で正式に承認される可能性が高まった。
西村一義専務によると、昨年8月ごろ、連盟の経営諮問委員会で“移籍話”が浮上。3月17日に朝日側から「名人戦を主催したい」と、現在、約3億4000万円と将棋界最高の賞金総額を誇る竜王戦(読売新聞社主催)を上回る契約金を提示されたという。
連盟は04年度に約1億3000万円の赤字を出すなど財政が苦しいだけに、理事会の8人全員が「朝日」で一致。同月28日には中原誠副会長が毎日側に出向き、「第66期以降の契約白紙」を伝えたという。中原副会長はこの日の棋士会でも「連盟の将来を見据えた上で、厳しい財政事情もあり、発行部数の多いところに(主催を)移したい」と話したという。
突然、追い詰められた毎日側は「法的、手続き的に問題があり、信義にもとる」と憤慨。「契約は継続するものと考えている」と“投了”はしない意向だ。一方、“王手をかけた”朝日は「昨年夏ごろに打診をいただいた」と連盟からの“寄せ”を強調。「長年にわたって要望してきた棋戦であり、弊社の考え方は理事会にお伝えしている」とタイトル奪取に意欲を見せた。
名人戦をめぐっては、これまでも両者の間で激しい争奪戦が繰り広げられてきた。毎日が1935年に、江戸時代から世襲制で継がれてきた名人を初のタイトル戦として創設。しかし、契約金のもつれで、第9期から主催は朝日に。その後、再び契約問題で、第36期から毎日に戻っていた。
2006年04月13日08時15分