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NHKのプロデューサーが架空の出張手続きを繰り返し、1700万円余りを不正に受け取っていたことがわかり、NHKは11日付けで、この職員を懲戒免職にしました。
この職員は、スポーツ報道センターの大下哲史チーフ・プロデューサー(43)です。
NHKの内部調査によりますと、この職員はスポーツ報道センターや札幌放送局に勤務していた平成13年1月から今月までの5年あまりにわたって架空の出張手続きを242件繰り返し、出張旅費や宿泊費など合わせて1760万円余りを不正に受け取っていました。
この職員は主にスポーツの中継を担当しており、試合の日程にあわせて架空の出張を申請していましたが、上司が勤務の実態を十分に把握していなかったために不正を見抜けませんでした。NHKの調査に対し、この職員は不正を認めており、個人的な飲食費やスーツの購入代金などに使ったということで、11日、全額を弁済しました。
NHKはこの職員を11日付けで懲戒免職にするとともに、今回の被害を警察に届け出ることにしています。また、この職員の当時や現在の上司あわせて10人を出勤停止や減給などの処分とするとともに、原田豊彦放送総局長を1か月、20パーセント、石村英二郎副総局長を1か月、10パーセントの減給とします。
これについてNHKの原田放送総局長は記者会見し、「おととしの一連の不祥事以来、全役職員が一丸となって信頼回復に努めてまいりましたが、視聴者の皆さまの信頼を裏切る結果となり、たいへん申し訳ありません。不祥事撲滅に向けて、全役職員にあらためてコンプライアンスを徹底させます」と述べました。
これについてNHKの橋本元一会長は、「視聴者の皆さまの信頼を取り戻すため、3か年の経営計画をスタートさせ、全力で改革・再生に取り組んでいる矢先に、このような信頼を再び損なう行為が明らかになったことは、痛恨の極みです。視聴者の皆さまに心からおわび申し上げます。外部の専門家等による緊急業務調査など不正の根絶に向けた対策を取り、信頼回復に全力で取り組みます」というコメントを発表しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/04/11/k20060411000184.html