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□ヘイゾーに目をつけられたテレビ局 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1817391/detail
ヘイゾーに目をつけられたテレビ局
「このままでは、民放連と総務省の全面戦争にいずれ発展するのでは」と危惧をあらわにするのは、某民放キー局の編成幹部のひとりだ。
にわかには信じがたい話だが、総務省は今、民放キー局に対し放送免許制度の見直しを検討しているという。この話の震源地となったのが、今月中旬に行われた総務省の対応だ。某キー局幹部を呼び出し、同局の一連の不祥事に対し異例の厳重注意を行った。その席上、総務省の若手キャリアらは、次のように幹部らに語ったという。
「似たような不祥事が今後も続くようなら、次回の放送免許の交付を考えざるを得ない。これは脅しではない。本気だ」
他の民放にも同様の内容が非公式に伝えられたという。総務省は竹中平蔵大臣指揮の下、最後の聖域といわれたテレビ界に改革のメスを入れようとしている。
「背景には、既存のテレビ局以外にも放送免許を与えたいという総務省の思惑がある。放送免許という聖域に阻まれてテレビ界に進出できなかったIT・通信業界にチャンスを与えることを意味する。これは、以前から竹中総務相が声高に叫んでいた『マスメディア集中排除原則』に基づいたものだ」(総務省関係者)
もちろん民放キー局が腕をこまねいて見ているわけではない。民放をはじめNHKも防戦に必死だ。
「IT・通信などに免許が与えられれば、デジタル放送で地方局が潰れると囁かれる中、キー局も経営が危うくなるだろう。免許制度を死守することは、既存テレビ局の生命線だ」(前出の関係者)
今後、総務省と既存テレビ局の縄張り争いが激化する一方である。
【2006年3月29日掲載】
2006年04月01日10時00分