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□なんで本当のこと隠す…NHK会長、国会で“偽証” [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=31fuji320060331010&cat=7
なんで本当のこと隠す…NHK会長、国会で“偽証” (夕刊フジ)
NHKが昨年4月の時点で、一連の不祥事を理由とした受信料不払いによる減収額が少なくとも約360億円に達すると把握していながら、半年近くも公表していなかったことが30日までに明らかになった。橋本元一会長らは3月の国会答弁で、「減収額は40億円」としており、大幅な“下方修正”にもかかわらずダンマリを決め込んでいた。事前に流れていた内部告発文書では、「数字が外部に出たら(経営陣の)生クビが飛ぶ」(幹部)として、“隠蔽(いんぺい)”に走った裏側を暴露している。
公表の大幅遅れの実態は、30日の参院総務委員会で明らかになったもので、橋本会長は「見通しは早く説明すべきだった。反省し、おわびする」と陳謝した。
NHKは、平成17年度予算で受信料収入を前年比72億円減で計上していたが、不払い増加が想定を大幅に上回り昨年3月末で70万件に達した。このため、昨年3月の衆院総務委員会などで、NHK理事らは予算より減収が約40億円膨らむ可能性を認め、予算案と実態との乖(かい)離(り)が問題視されていた。
しかし、昨年4月下旬の段階で、受信料不払いの影響を調査した結果、“赤字”が少なくとも360億円に達することを把握していたという。橋本会長は、半年近くたった昨年9月の記者会見でようやく減収額を年間500億円と発表した。
4月の時点で実態を公表しなかった理由について、橋本会長は30日、「具体的な努力を行う前に、数字を示すのは責任ある態度ではないと考えた」と釈明した。
もっとも、「昨年3月の時点でも、40億円という数字は1ケタ少ないのではないか、とNHK内でもささやかれていた」「4月末時点ですでに減収額が500億円を超えることもあると把握されていた」とする内部告発文書も出回っている。
竹中平蔵総務相は30日の参院総務委員会で、「一連の不祥事や受信料不払いをみると、ガバナンス(経営統治)が十分でなかったと認めざるを得ない」とし、「執行部への監督機能を強化する観点から幅広い検討が必要」と述べた。
NHKの体制にメスは入るのか。
[ 2006年3月31日12時19分 ]