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□今日のマスコミ 2006/03/13 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0603/0603130735/1.php
今日のマスコミ 3月13日 2006/03/13
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●厚木基地米空母艦載機の岩国基地への移転計画の賛否を問う山口県岩国市の住民投票の結果、移転反対が9割近くを占めた。
投票総数49,682票、投票率58・68%で、移転反対は43,433票(89%)、移転賛成5,369票(11%)、無効880票。
井原勝介市長は「重く受け止め、移転案の撤回を求めたい」と語る、近く政府に伝える(各紙)
●住民投票結果に法的拘束力はないが、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設など、【昨年10月に合意した在日米軍再編計画の詳細を詰め、地元同意を得たうえで3月末に日米両政府で「最終報告」をまとめる――。こんなシナリオを描く日本政府にとって】(朝日)は、大ショック。
【「岩国でこういう結果になったうえ、名護でも地元とこじれると神奈川や東京だって、おいそれと受け入れを表明するわけにはいかない」(政府関係者)との声がある。普天間で失敗すれば、「反対の連鎖」は全国に広がりかねない】(同)のである。
●しかし、小泉政権と自公与党は
【「安保政策は国の専管事項」(防衛庁幹部)として投票結果に左右されず、日米の最終合意に移転計画を盛り込む方針だ】(産経)
●今日のマスコミ報道の中で注目されるのは、こうした政府方針を投票結果より大きな5段見出しで報じた『産経』(13版)や、
岩国市が19日に周辺町村と合併するため井原市長が19日に失職し新岩国市長選が約1カ月後に行なわれるため【市長は、住民投票での「反対」の民意を背に国と条件闘争し、新市長選を有利にする戦術と見られているが、国の安全保障を政争の具とすることは許されない】と書いている『読売』
両紙は、住民投票による民意の表現を全面的に否定するのだろうか?
●在日米軍基地問題で悩む各地の表情をまとめて報じている『毎日』(13版)によると、「キャンプ座間」(相模原市)周辺で開かれた「米軍再編に反対する集会」には
【市民、労働組合員ら2600人が参加。「(岩国に)連帯して頑張ろう」と気勢を上げた(略)一方、航空機騒音の解消を訴えてきた第3次厚木基地爆音訴訟の真屋求原告団長は「安全で静かな空の下で暮らしたいと願うのは、全国の基地周辺の住民の願い。国内には空母艦載機を受け入れる適地がどこにもないことが示された」と言い切った】
●横田基地(東京都)の軍民共用化は、米側の反対で【事実上、見送られる見通しとなった】(日経)。
米軍が航空管制している【「横田空域」の一部を返還することで一致した】(朝日)という。
横田基地の軍民共用化を主張している石原慎太郎・東京都知事のコメントがほしい。
●『産経』によると、永田町がブログに急接近中。
【永田町の自民党本部に今月7日夜、約30人の人気ブロガー(ブログの作者)、メールマガジンの筆者が集まった。毎月の閲覧数が1万〜30万件で「偏った考え方のない」(同党)筆者たちだ。若い人が目立ったが、元空将で安保問題を中心にブログで活躍する軍事評論家、佐藤守氏(66)の姿もあった。総選挙前の昨年8月に初めて開かれてから3回目となる懇談会の今回のテーマは自民党新憲法草案】
http://www.sankei.co.jp/news/morning/13iti001.htm
住民投票もブログも「民意の表現」としては同じ重みがあると思うが……
●きのうの「地方選挙」の結果(各紙)
・大田原市(栃木県):合併・新市誕生後初の選挙で、自公推薦の千保一夫氏(63)が5選。投票率55.03%
・えびの市(宮崎県):宮崎道公氏(69)が再選。投票率79.67%
・洲本市(兵庫県):合併・新市誕生後初の選挙だったが旧洲本市長・柳実郎氏(60)が無投票当選
・氷見市(富山県):自・民・公推薦の堂故茂氏(53)が無投票で3選
●横浜市長選が告示され、中田市長ら3人が立候補。
前回「無党派候補」だった中田宏市長は、一転して自民、民主、公明の3党の支持を受けての「政党相乗り候補」とった(各紙)
【中田氏は「推薦は申請主義なので求めないが、政党が支持してくるのを『必要ない』と言う筋合いではない」と語る(略)横浜市を訪れた共産党の志位委員長は「市議会はオール与党状態だ。中田さんは4年前からの変節をどう説明するのか」と街頭演説で批判した】(朝日)
●奈良県東吉野村議選(定数8)に「河内のオッサンの唄(うた)」のヒットで知られる歌手のミス花子(本名・鍵谷和利)さん(53)が挑んだが、立候補した11人中、最下位で落選した(各紙)
●民主党千葉県連が鳩山幹事長に、偽メール事件の永田寿康衆院議員を「次期衆院選で公認しないように」との意見を伝えていたことが分かった(朝日)
また渡部恒三国会対策委員長は地元の会合で「自発的に議員辞職すべき」との考え強調した(各紙)
渡部氏は『日刊スポーツ』のインタビューに答えて永田氏を【「功を焦ったチンピラ」と切って捨て】た。
●ライブドアの取締役は、6月予定の臨時株主総会で全員退任する。
『日経』によると【山崎代表取締役の後任には平松庚三執行役員社長(60)が就任する見通し。上場廃止が確実になる中、証券取引法違反発覚時点の取締役が総退陣して責任を明確にする】
●米国で3頭目のBSE「疑似陽性」の牛が見つかった(各紙)
日本への影響について中川昭一農水相は【現時点では(影響は)一切ない】(朝日)
●ペルーのフジモリ元大統領が日本人女性と再婚!
【フジモリ元大統領を支援しているホテル経営、片岡都美さん=東京都=が12日、フジモリ氏と結婚すると共同通信に明らかにした。拘束中のフジモリ氏はコメントしていないが、片岡さんによると近く日本で婚姻届を提出する】(毎日WEB=共同)
ウエブ上の「野田敬生の最新レポート」
http://espio.air-nifty.com/espio/2005/11/post_df8c.html
によると、
フジモリ氏は日本亡命中に【特攻隊精神復活をとなえる片岡都美氏の住宅に居住】していた。
片岡氏は、プリンセスガーデンの女社長で【大西中将に惚れ込み『愛して止まず』『武士道ここに甦り』を出版】している39歳。
●今日の「イラクと自衛隊」情報
(1)イスラム教シーア派居住区サドルシティーで自動車爆弾が爆発し、少なくとも40人が死亡、95人がけがをした(各紙)
(2)ドイツのシュレーダー前政権が【イラク戦争、強硬に反対も裏で情報提供 米に協力?独政界大揺れ】(産経)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/13int001.htm
●個人情報保護法が、「真相隠し」の温床になっている。
『読売』によると、医療事故の再発防止のために日本医療機能評価機構が収集している事故報告のうち、患者の性別、年齢という基本情報が伏せて報告されるケースが全体の3割近くに上っているという。
【全報告のうち、患者の基本的な情報が記入されていなかったケースは、「年齢」359件(26・8%)、「性別」398件(29・7%)、「入院・外来の区分」275件(20・6%)、「入院期間」378件(28・3%)などに上った】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060313it01.htm
●東北大学医学部の2次試験で、試験監督の男性助教授が居眠り。受験生から「いびきがうるさい」と苦情を受け退場させられた(各紙)
●『朝日』の「日本スケート連盟」金銭疑惑第2弾!
【久永勝一郎元会長(74)が経営していた会社が、連盟の国際事業委員会が運営するフィギュアなどの国際イベントで配られる記念品について、事業委への納入をほぼ独占し、転売益を得ていたことが関係者の話でわかった】それぞれの取引で5%程度の転売益を得ていたという。
【元会長と一問一答】は
http://www.asahi.com/paper/national.html
●一時、「規制緩和の旗手」ともてはやされたタクシー会社「エムケイ」(京都市)の創業者・青木定雄氏(77)が代表を務める大阪の信用組合が、30億円に上る「見せかけ増資」などの法令違反を金融当局から指摘されていることが分かった。『産経』が報じた。
問題の信組は大阪市天王寺区の「近畿産業信用組合」で、平成【13年に在日韓国人系信組の大阪商銀の事業譲渡を受け現在の名称に改称。14年に京都商銀、関西興銀の事業譲渡を受け、日本最大級の民族金融機関になった】
【また、自民党政調会長の中川秀直衆院議員(広島4区)の政治資金パーティー券を本店の幹部や支店長に指示して販売させていたことも明らかになった。「政治的中立」を信組に求めた中企法に抵触する可能性があるとして、近畿財務局が詳しい説明を求めたという】(同)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/13na1001.htm
●パラリンピック、アルペンスキー滑降の女子座位で日本選手団主将の大日方邦子(東京)が銀メダルを獲得した(各紙)
●WBC2次リーグ、日本は米国に3―4で9回サヨナラ負け。
1回、イチロー(マリナーズ)が右越えに先頭打者本塁打で先制、2回にも川崎(ソフトバンク)が2点適時打を放ってリードを広げたが、2番手投手の清水(ロッテ)が六回、同点2ランを浴び、5番手の藤川(阪神)が9回2死満塁からA・ロドリゲス(ヤンキース)にサヨナラ打を許した。キューバは7―2でベネズエラに快勝(各紙Web)
●今日の「訂正記事」
・『毎日』(13版)30面【12日「産科医逮捕の衝撃」の記事で、「吉川弘之・筑波大教授」は「吉川浩之・筑波大教授」の誤りでした。おわびして訂正します。】
(松尾信之)