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□今日のマスコミ 2006/03/05 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0603/0603050304/1.php?PHPSESSID=2e668180f9c871ce3ae09b1231373197
今日のマスコミ ３月５日 2006/03/05
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●『毎日』が世論調査をしたところ「改憲派」がさらに増えていることが分かった。
改憲「賛成」は６５％で、同紙が０４年４月から行なった調査では過去最高。「反対」は２７％だった。
回答内容を仔細に点検すると、現憲法が果たした役割については、【「役立った」とする評価派が８割】に達しているが、改憲賛成の理由は、【「今の憲法が時代に合っていない」が５３％と最多で、「一度も改正されていない」（１８％）、「自衛隊の活動と憲法９条にかい離がある」（１３％）が続いた】
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060305k0000m010094000c.html
●民主党・前原代表は「謝罪の毎日」。
全国幹事長・選挙責任者会議でも陳謝したが、各県連は相当イラついているようで、「永田辞任」はもとより「代表辞任」を求める意見が相次いだ（各紙）
【山梨県連が「けじめはついていない。九月の代表選まで待てない。体制一新すべきだ」と前原代表の辞任を明確に要求。
続いて、小沢一郎前副代表や岡田克也前代表の地元が「執行部の対応がなっていない。前原代表はよく考えるべきだ」（岩手県連）、「（進退は）前原代表が自分で考えるべきだ」（三重県連）などと暗に辞任を求めた】（産経）
●公明党の神崎代表が唐突に「１０月退任」を示唆した（各紙）
現在の永田町の流れでは、秋に、自民・公明・民主の３党首がそろって交代する可能性が強まるが、神崎代表は４日夜、【「退任を決めたなどという事実はない」と否定した】（読売）
●関西電力が、久美浜原発の建設を断念した。
『読売』によると、関電は【京都府京丹後市（旧久美浜町）に申し入れていた、原子力発電所の建設のための事前環境調査を撤回する方針を固めた。地元の反対に加え、電力需要が伸び悩んでいるため（略）週内にも正式に決め、同市に伝える】
●ネットで自分の「年金記録」がチェックできるようになる。
『朝日』によると、【一度登録すれば社会保険庁のホームページ（ＨＰ）でいつでも閲覧できるようになる。３１日からHP上で受け付けを始める。
住所、氏名、基礎年金番号などをHPに登録して申し込むと、２週間ほどで接続に必要なIDとパスワードが郵送される。あとはIDなどを入力すれば、必要なときに閲覧できるしくみだ】
●きょうの「イラクと自衛隊」情報
（１）陸自の３月撤退が【困難だとする見方が支配的】（読売）になっている。イラク新政権樹立の遅れが直接的な原因。
（２）イラク内務省の秘密部隊、通称「死の部隊」が、フセイン政権を髣髴させる拷問、暗殺に暗躍しているという。
【「死の部隊」の存在は、昨年４月にシーア派主導の移行政府が発足した直後からささやかれた。警官に拘束されたスンニ派が、虐殺遺体で見つかる事件が続出。スンニ派のイラク・イスラム党は、被害者は３００人以上と推計し、内務相を出しているシーア派政党「イスラム革命最高評議会（SCIRI）」を強く非難している】（朝日）
「死の部隊」に捕まると、
「電気組」（電気による拷問）、
「つるし組」（天井からつるす拷問）、
「空間組」（処刑され砂漠地帯に捨てられる）に振り分けられるという。
●中国の国防予算が２８３８億元（約４兆１１００億円）となった。１８年連続の「２ケタ増」で、前年実績比では１４．７％増（各紙）
『産経』はもちろんのこと、『朝日』も【中国脅威論に拍車】と書いている。
●インド洋の仏領レユニオンで、蚊による感染症が大発生している。
人口のほぼ４分の１となる１８万６０００人が感染し９３人が死亡したと、フランスの保健相が発表した。
【現地で「チクングンヤ熱」（スワヒリ語で「のけぞらせる」の意）と呼ばれ、発症すると関節炎のような症状で患者がのけぞったり腰をかがめるようになる（略）介在しているのは「アジア・タイガー蚊」とも呼ばれる蚊で、デング熱も介在することで知られる。アジア原産だが貿易船で運ばれたとみられている】（毎日）
●地球温暖化による気象異変が、世界中で起きている。
（１）サクラ（ソメイヨシノ）の開花は平年より早い。
【地球温暖化の影響で春を告げる動植物の目覚めに異変が生じていることが、気象庁の調査で判明した（略）過去５０年間の変化を分析したところ、開花は４・２日、満開になる日は４・３日も早まっていた。ウメやツバキ、タンポポの開花日も９・４〜５・４日早くなっていた。こうした傾向は、ヒートアイランド現象の影響もあって、大都市の方が大きい（略）
一方、動物の異変はちょっと複雑だ。同庁が観測しているウグイスの初鳴きは過去５０年間で３・８日、モンシロチョウの初見は６・８日も遅くなった。キアゲハ、トノサマガエル、シオカラトンボ、ホタルの初見も遅くなっている】（読売）
（２）NASA（米航空宇宙局）とドイツの観測によると、
【過去３年余の間に、南極大陸の氷が東京ドーム約４０万個分も失われた】（読売）
（３）北海道・オホーツク沿岸に押し寄せる流氷消え始めた。
【例年は３月中旬ごろまで流氷で覆われるだけに、第一管区海上保安本部（小樽）は「この時期にこれほど（岸から）離れているのは記憶にない」と話す】（産経Web）
（４）オホーツク海では「中層水」（水深４００〜８００メートル）の水温がこの５０年間で最大０・６度上昇した。大島慶一郎・北海道大助教授（海洋物理学）などの研究グループの分析によると、
【地球温暖化の影響で流氷の生成量が落ちたことが原因とみられる。北太平洋の生態系や漁業資源に影響が出る恐れがある】（毎日）
●米アカデミー賞は５日に発表されるが、候補作でパレスチナ系監督の作品「パラダイス・ナウ」についてクレームがついている。
自爆テロ決行にいたる若者の心理を描いた内容は「テロの恐ろしさを十分に伝えていない」として候補からおろすよう求める要請文が事務局に提出された（各紙）
【「イスラエル計画」という団体が要請文を届けた。インターネットのホームページによると、映画について「大量殺害を正当化している」と批判。テロで１６歳の高校生の息子を失ったというイスラエル人の母親が署名を呼びかけている。米メディアは３万６０００人分の署名が集まったと伝えた】（朝日）
●ソフトバンクが２兆円近い大金を投げ打って「ボーダフォン日本法人」の全株式を取得する。
【今回の買収交渉について通信業界関係者の一人は、「時間を金で買う、孫（正義ソフトバンク社長）さんらしいやり方」と評するが、ソフトバンクは、新規参入組を引き離して、いきなりNTTドコモ、KDDＩを射程内に収めるポジションに着く】（産経）。
こうした楽観論の反面、【ようやく赤字体質を脱却しつつあるソフトバンクの財務を再び悪化させる懸念があり、課題も多そうだ】（毎日）との見方も強い。
●団塊世代向けの通信制・社会人大学院「京都自由大学院」（通称ラスキン・カレッジ）が４月に開校する。
【発起人の一人、池上惇・京都大名誉教授（文化経済学専攻）は「団塊の世代らが経験を学術論文にまとめ、次世代に伝えると共に、街づくりに生かしてほしい」と話している（略）
自由大学院は学歴、年齢不問で、指導は郵便やインターネットなどが中心。各地にサテライト教室・実習地を設ける予定。問い合わせは同教育学会（monjyubunko@hotmail.ｃo.jp）】（毎日）
●インターネットなどで格安航空券を販売していた「トラベル遊」（東京都品川区）の破産で、チケット代約１億６０００万円が宙に浮くトラブル。
【同社の資産はほどんどなく、チケット代金を回収できる見通しはないという（略）元社員（３４）は「社長が姿を消し、会社の口座から資金がなくなっていた」と話す。閉鎖の日の夕方に社長から電話があり「資金繰りができなくなった」と聞かされた。元社員の携帯電話に表示された、電話の発信元の所在地は台湾だったという】（毎日）
●あの「騒音おばさんの町」奈良県平群（へぐり）町は、立ち入り調査権を明記した騒音防止条例案を町議会に提出する。
【全国に広まった「騒音おばさんの町」の汚名返上を目指す。一町民の迷惑行為で条例が制定されるのは珍しいケースという】（読売）
●きょうの「訂正記事」
・『毎日』１２面 【２月２６日のコラム「世界が見た２.２６事件」で、総合誌『環』も「藤原義雄編集長」とあるのは「藤原良雄編集長」の誤りでした。おわびして訂正します。】
(松尾信之)
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。