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2006.2.16(その2)
2006年森田実政治日誌[96]
「声」特集――言論の自由が日本を救う
【3】AKさんの意見「メディア戦略はワンフレーズの繰り返し」(2月10日)
《「政治日誌」[79]で新聞投書欄に掲載された水浦さんの投書を紹介されており、その中で「ワンフレーズを何回となく繰り返す」とありましたね。しばらく前ですが、アメリカ在住の日本人ジャーナリスト、「矢部武」さんが作家の「米谷ふみ子」さんとの対談で「アメリカでも、10秒コマーシャルで同じことを3回、5回繰り返すのです」と語っていました。
いま日本のテレビもそのことをしっかりと真似していいます。すべての民放が朝から晩まで徹底して「繰り返し」をしています。先の総選挙でも、アメリカ帰りで自民党の広報責任者の国会議員がすべてを取り仕切って選挙戦に臨んだということでしたね。
「郵政民営化反対」で、筋を通した信念の政治家、荒井広幸議員が著書『だまされるな、郵政民営化』の中で総理官邸での記者会見について「あれは即答しているように見えますが、実は事前に質問用紙を出させて(首相は)それに答えているだけなんです」と、語っております。結局のところ小泉首相は「自分に都合の良いワンフレーズ」を得意げにしゃべり、記者たちは「かしこまりました」と「唯々諾々」承っているだけなのでしょう。
そして多くの国民は頭の片隅にしっかりと「官から民へ」「民にできることは民へ」のワンフレーズがインプットされたということなのでしょう。
また、テレビの出演者はほとんど同じメンバーたちが、時には朝・昼・夜と、出ずっぱりで、「同じこと」を垂れ流しています。「いまの民放には背筋が凍る」思いがするこの頃です。》