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□今日のマスコミ 2006/02/10 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0602/0602110982/1.php?PHPSESSID=2e668180f9c871ce3ae09b1231373197
今日のマスコミ ２月１０日 2006/02/10
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●小泉内閣は皇室典範改正案の今国会提出を断念した。秋篠宮妃紀子さまのご懐妊を受けて安倍官房長官と協議「今国会提出は困難」との認識で一致した。
小泉首相は９日昼、記者団の質問に対して、「天皇制は政争の具にしない方がいい。天皇陛下自身、政治から超然とした存在だ。私が急いでいるという誤解を与えない方がいい」と述べていた(各紙)が【首相の強気崩れる 政局混乱回避の見方も】(読売)
●衆院予算委員会は午後の審議が空転した。
自民党の菅原一秀氏が持ち時間の半分以上を使って「自民党を責める前に、民主党も責任が問われている」などと批判。覚醒剤取締法違反事件で除籍処分となった小林憲司・前衆院議員らの名を挙げたため(各紙)
【しかも、ほとんど質問らしい質問をしなかったため、民主党は猛反発（略）野田佳彦国対委員長は「(自民党の武部勤)幹事長の指令で民主党を攻撃しろということのようだ」と指摘】(産経)したという。
そういえば、武部幹事長の口癖は「攻撃は最大の防御」だった。
●自民・民主のさや当ては、米国産牛問題にも飛び火した。
自民党は「へたり牛」を肉食処理した米国に松岡利勝衆院議員を団長とする５人の調査団を派遣した。先に調査団を送った民主党に対抗して「食の安全」に取り組む姿勢をアピールする狙いだが、
武部幹事長は松岡氏らに【民主党の調査団が行って問題を投げかけている。外国なので礼節を持って欲しいと述べた】(読売)
●治安維持法による言論弾圧事件、「横浜事件」の再審判決が横浜地裁であり、松尾昭一裁判長は実体審理を行わず、検察側の主張通り、訴訟を打ち切る「免訴」を言い渡した。
無罪判決を求めていた元被告・木村亨さん(故人)の妻まきさん（５６）は「免訴とはひきょうだ」と涙ぐんだ。元被告側は来週にも控訴する(各紙)
●この判決に関連して『読売』の１面コラム「編集手帳」が、石川達三の『風にそよぐ葦』の一節、「眼の見える者は眼をつぶされ、口の利ける者は口を封じられる時代だ」を引用してこう書いている。
【(略)当時の裁判記録もほとんど残っていない。「眼の見える者は眼をつぶされ…」た弾圧の実態は解き明かされないまま、血なまぐさい闇に溶けていくのだろう◆新聞も眼をつぶされ、口を封じられ、「横浜事件」では言論弾圧を傍観する立場に甘んじている。裁判に終止符が打たれたのちも事件の記憶は、言論に携わる者の胸を刺す歴史の棘（とげ）でありつづける】
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060209ig15.htm
●番組構成委託料名目で６２００万円詐取したNHKの元チーフプロデューサー・磯野克巳被告（４９）に懲役８年が求刑された。
磯野被告は公判で「『プール金』を確保することがNHKの慣習だった」と動機を説明したが検察側は論告で「金の大半を愛人との交際に使っていることと矛盾」と指摘した(各紙)
●沖縄返還の「密約」問題、いわゆる「西山事件」で、吉野文六・元外務省アメリカ局長（８７）が毎日新聞の取材に、政府関係者として初めて密約の存在を認めた。
【元毎日新聞政治部記者の西山太吉さんの話 沖縄返還問題は、思いやり予算など日米安保の変質の原点として位置づけられる今日的な問題だ。吉野文六氏は沖縄返還交渉の実務に携わった最終責任者。沖縄返還から３０年以上が経った今、これ以上の権威あるコメントを残せる人はいない。当時の米側の圧力が強かったことも裏付けられた。政府は、密約の存在で沖縄返還協定が虚偽表示になるので、これまで否定してきた。吉野氏の証言を受けて１００％認定された事実を否定するのであれば、具体的な説明をする責任がある】
【沖縄返還密約：吉野元外務省アメリカ局長との一問一答】はhttp://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060210k0000m010132000c.html
●量的緩和政策の解除時期が注目されているが、日銀の福井俊彦総裁は、３月以降、「（解除の環境が整ったかどうかの）判断はより重要になっていく」と述べた（各紙）
【決断の時期近づく】(日経)【市場、一部に「３月説」】(同)
●「ムハンマド風刺漫画」問題は地球規模で拡大している。
(１)米NYの無料週刊紙『ニューヨーク・プレス』の編集長など編集スタッフ４人は、経営陣が風刺漫画の転載を認めなかったとして抗議の辞任。
【編集長は、「米紙の多くが掲載しないのはおびえているから。これでは（各地で広がる）暴力が功を奏したことになる」と述べた。経営陣はこれに対し、「（掲載は）不穏な情勢を一段と悪化させる」との声明を出した】（読売）
(２)インドネシアのバドミントン協会は、３月１４日開催予定だったデンマークとの親善試合を中止したと発表した。理由は「試合会場でデンマーク人選手の安全を保証できない」ため(各紙)
(３)８日発売されたフランスの週刊紙『シャーリー・エブド』など２紙が、風刺漫画を掲載した。シラク仏大統領は直ちに風刺漫画掲載を非難した。
【「原理主義者に弱り果てたムハンマド」の見出しで、両手で顔を覆って「思慮のない人々に愛されるのもつらい」とつぶやく預言者の風刺漫画を掲載(略)デンマーク紙の風刺漫画１２点も合わせて転載し、「表現の自由」の重要性を訴えた。同紙（通常約５万部）は１６万部に増刷して特集号を発行したが、午前中にほぼ売り切れた。１０万部をさらに増刷する予定だ】(読売７)
●耐震偽造問題で、福岡県太宰府市の設計会社「サムシング」は（仲盛昭二社長、業務休止中）は「姉歯手口」で改竄を行っていた疑いが強い。
一方、熊本県から偽装の疑いをかけられた熊本の設計士らは「名誉毀損」「営業妨害」と怒っている(各紙)
●ライブドアオート（旧社名、ジャック・ホールディングス）は、 ライブドア出身の羽田寛社長（３９）を解任した。ライブドアが約５２％を出資するメディアエクスチェンジ（MEX）もライブドアに出資比率を引き下げるよう要請した（各紙）
ライブドア関連では、
【人気ブログ「きっこの日記」に９日までに、沖縄で死亡したエイチ・エス証券副社長、野口英昭さん(当時３８)の実姉のものとするメールが複数掲載された】(日刊スポーツ)
「きっこの日記」はhttp://www3.diary.ne.jp/user/338790/
●「山口組」が暴力団世界で過半数の勢力を占めていることが分かった(各紙)
警察庁のまとめによると、全国の暴力団組員（準構成員を含む）は昨年末現在８万６３００人（前年より７００人減）だが、山口組だけは増加。前年より１８００人増えて４万１０００人。
関東を地盤とする「住吉会」と「稲川会」は１万２５００人と９５００人でほぼ横ばい。山口組は暴力団の「勝ち組」？
●“一夫多妻”の自称占い師・渋谷博仁容疑者（５７）が脅迫の容疑を認めた(各紙)
【「夢の中で見た宇宙生物に指示された」という話はうそ。恐怖を与えて一緒に暮らすのが目的だった。さらに、女性が増えれば収入も増えて生活が安定するし、欲望を満たすことができた。さびしさや孤独が大勢の女性がいることで解消できた】(産経)
警視庁が明らかにした渋谷博仁容疑者の主な供述内容は次の通り
http://www.sankei.co.jp/news/morning/10na1001.htm
●元「モーニング娘。」の加護亜依さん（１８）の喫煙シ−ンを１０日発売の写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)が掲載。所属事務所・アップフロントエージェンシーは「謹慎処分」にすることを決めた(各紙)
●中国の超豪華バレンタインデー！
北京と河南省鄭州市のホテルが、１泊９万９９９９元（約１５０万円）の超豪華食事・宿泊パッケージを売り出した。
【北京のホテルによると、料金には高級車による送迎、スイートルームでの食事と宿泊に加え、ダイヤモンドの指輪やバラの花束のプレゼントも含まれる。既に３０人以上の顧客から問い合わせがあったという。値段の設定は、中国語の「９」の発音が「久」と同じであることをかけて、「愛は永久に続く」とのメッセージが込められている。
この金額は都市住民１人当たりの平均年間可処分所得の９倍以上に当たる】(読売)
(松尾信之)
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。