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□今日のマスコミ 2006/02/06 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0602/0602068859/1.php?PHPSESSID=2e668180f9c871ce3ae09b1231373197
今日のマスコミ 2月6日 2006/02/06
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●1973年夏、東京・九段のホテル・グランドパレスで起きた金大中(キム・デジュン)氏拉致事件の「日韓政治決着」に関する外交文書が韓国から公開された。
当時、KCIA(韓国中央情報部)員の事情聴取・金大中氏の再来日=原状回復を要求する日本側と、それを拒否する韓国が対立するという構図で報道されたが、外交文書によるとそれは「建前」。3ヵ月後の田中角栄首相・大平正芳外相と金鍾泌(キム・ジョンピル)首相(肩書はいずれも当時)の会談で「闇に」葬られていた。
金首相が「この事件は完全に忘れてほしい」と言い、田中首相が「これでパー(終わり)にしよう」と同意して第1次政治決着がつけられ、75年7月、韓国の捜査結果を日本が受け入れて第2次政治決着(外交決着)された(各紙)
●当時、雑誌『世界』に「韓国からの通信」を連載していた「TK生」こと池明観(チミョングァン)氏は、『毎日』のインタビューに対して【この文書に書かれていることが真実なのかを問いたい】と、強烈な反論をしている。
【そもそも、なぜ拉致事件が起きたか、本当に知りたいことは今も解明されていない。事件に対しては、金大中氏を心配した日本の絶対的多数の市民が関心を持っていると考える。韓国の民主化を支えた日本の人たちが納得できる説明がなければ、軍事政権時代の日韓癒着を乗り越える新しい関係を築くことにならない(略)わい曲された事実を追認して、時代を逆行させるべきではない】
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20060206k0000m030120000c.html
●『日経』の世論調査でも小泉内閣支持率は急落した。
【内閣支持率は45%になり、昨年12月の前回調査に比べて14ポイント低下した。不支持は43%と同9ポイント上昇した。ライブドア事件や米国産牛肉の輸入再停止、耐震強度偽装事件、防衛施設庁の発注工事を巡る談合事件など相次ぐ問題の発覚と、それに伴う閣僚発言の混迷などが大幅な支持率の低下につながったようだ】
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt22/index20060205AS1E0500805022006.html
●また『日経』調査で「現在の暮らし向き」を聞いたところ、
【上流1%、中流54%、下流37%(略)バブル経済時代の1987年に行った本社世論調査では、上流2%、中流75%、下流20%】だったという。
●日朝政府間協議2日目、日本側は生存している拉致被害者の帰国、真相究明、拉致実行犯の引き渡しを要求したが北朝鮮側は応じず、9時間に及ぶ会議に進展はなかった(各紙)
【国交正常化交渉を誘い水にして北朝鮮側から少しでも前向きな回答を引き出そうとした日本側の思惑は、大きく外れた(略)
横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(69)は「今まで何度(協議を)やってもむだだった。日本政府はもう少しピシッとして」とくぎを刺した】(産経)
●防衛施設庁の入札談合「防衛汚職」は底なしだ。
『読売』は【受注予定業者を割り振った配分表は、同庁の建設企画課長、建設部長、技術審議官の順で了承を得て、最終決定されていた】と報道。
『朝日』も【天下りのためのトンネル組織になっていたとされる施設庁所管の公益法人「防衛施設技術協会」(東京都)が、施設庁から受注した調査研究業務を下請けに事実上丸投げ(略)施設庁の予算を落とすためだけに協会を関与させる構図が浮かんでいる】と書いている。
また『産経』は、【在日米軍佐世保海軍施設(長崎県)や岩国飛行場(山口県)などの土木建築工事の談合を仕切った同庁の元技術審議官が(略)「談合のドン」と呼ばれる大林組顧問らとともに「談合サロン」を形成していた】と、各紙、「防衛汚職」の実態を明らかに。
●この10年間に「薬害エイズ」被害者200人以上が死亡した。
『毎日』によると、【9割以上がC型肝炎ウイルス(HCV)にも重複感染し、エイズではなく肝がんなどの肝疾患で死亡するケースが急増している】
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060206k0000m040108000c.html
●きのうの「地方選挙結果」(各紙)
・長崎県知事選:自民・公明推薦、社民支持の現職・金子原二郎氏(61)が新人2人を破って3選。投票率52.27%
・津市(三重県):10市町村合併に伴う市長選挙で元三重県議の松田直久氏(51)が元三重県議、元旧津市議会議長らを破って初当選。投票率66.52%
・鹿屋市(鹿児島県):合併・新市誕生後初の選挙で自民推薦の山下栄氏(70)が初当選。投票率49.78%
・都城市(宮崎県):合併・新市誕生後初の選挙で旧都城市長・長峯誠氏(36)が初当選。投票率70.41%。
市長・市議・県議補選のトリプル選。有権者204人に市議選と県議補選の投票用紙を取り違えて配布するミスがあった。
・花巻市(岩手県):合併・新市誕生後初の選挙で民主推薦の前旧花巻市議・大石満雄氏(47)が当選。投票率70.56%
・高萩市(茨城県):松下政経塾出身の草間吉夫氏(39)が現職の岩倉幹良氏(64)らを破り初当選。投票率64.33%
・水俣市(熊本県):前水俣市教育長の宮本勝彬氏(62)が自・公推薦の現職・江口隆一氏(40)らを破り初当選。投票率79.36%
・松浦市(長崎県):合併・新市誕生後初の選挙で、自・民・公推薦の旧松浦市助役・友広郁洋氏(63)が元県議(58)を破り初当選。投票率83.93%
以下、無投票当選者
・深谷市(埼玉県):自・公推薦の新井家光氏(50)
・伊達市(福島県):旧保原町長の仁志田昇司氏(61)
・喜多方市(福島県):旧喜多方市長の白井英男氏(63)
・滑川市(富山県):民・公推薦の中屋一博氏(58)再選
・下野市(栃木県):自・民・公推薦の旧国分寺町長・大垣隆氏(62)
●「ムハンマド風刺漫画」抗議行動が拡大・過激化している。
シリアの首都ダマスカスではデンマーク大使館に続き、ノルウェー大使館も焼き打ちされた。
【ロイター通信によると、イラクの主要武装組織「イラク・イスラム軍」を名乗る集団が5日、イラク駐留デンマーク兵の拉致と殺害を呼びかける声明をインターネット上に流した】(読売)
●一方、最初にデンマーク紙『ユランズ・ポステン』に風刺漫画を描いた漫画家12人は、身の危険を感じてデンマーク国内に身を隠している。
英『タイムズ』などの報道によると、
【ユランズ・ポステン紙は25人の漫画家に「あなたにムハンマドはどう映るか」を描くよう依頼、12人が要請に応えた。掲載料は一人800デンマーク・クローネ(約1万5000円)だったという。この中の数人がスウェーデン紙のインタビューに答え、一人は「ノーと言えば自己検閲の臆病(おくびょう)者となり、イエスと言えば無責任な反イスラムの扇動家になった」と告白して、難しい判断を迫られたことを明らかにした】
●元・大証2部上場のベンチャー企業「日本エルエスアイカード」(エル社)の笹尾明孝前社長(53)が逮捕された特別背任事件にも「闇」の影が見える。
【社債発行で得た多額の資金が東京都内のコンサルタント会社に融資され、返済された形跡のないことが大阪府警の調べでわかった。府警はこのコンサルタント会社を指定暴力団山口組と関係の深い企業と認定している】(朝日)
●ライブドアは、マネーロンダリングで【スイス系金融機関の香港在住の日本人行員らに指南を受けていた疑いが強い】(産経)ことが分かった。
【資金洗浄の協力者が摘発された過去の事例としては、平成十六年の指定暴力団山口組系五菱会によるヤミ金融事件の犯罪収益をめぐり、クレディ・スイス香港の元行員が組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等の隠匿)罪で起訴されている】(同)
●日本大学が、スギ花粉症には「つくしエキス」が効果的として、エキスを混ぜたアメを開発、販売される。
【新商品の名前は「つくし飴(あめ)」(20粒入り1箱2000円)で、漢方薬などの製薬会社「池田薬草」(徳島県池田町)が発売する。技術は日大が開発し、特許も申請中だ】(朝日)
●バイオリニスト・五嶋みどりさんが設立した非営利の教育財団「ミドリ・アンド・フレンズ」で【音楽家たちが待遇改善を求めてストに突入、音楽の授業ができない状態になっている】(朝日)
●警察庁は、一定以上の威力を持つエアガンの所持を禁止する方針を決めた。対象は全国で80万丁(各紙)
【エアガン製造会社最大手の「東京マルイ」(東京都足立区)によると、定価1万5000円程度のエアガンを販売店が改造し、4万円程度で販売するケースもあるという】(読売)
●第20回冬季オリンピック「トリノ大会」は10日開幕。日本選手団の入村式が5日、トリノ市内の選手村で行われた(各紙)
JOCは金メダル10個分の褒賞金予算、3000万円を組んでいるが、獲らぬ狸の皮算用になりやしないか。
(松尾信之)