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(回答先: 堀江氏を叩きまくるマスコミへ!? 三浦和義氏(4)(PJニュース) 投稿者 セーラー服ときかんぼう 日時 2006 年 2 月 01 日 19:19:33)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1686473/detail
【PJニュース 02月04日】− 検察側からのリークを元に検証作業が省かれ、事実として記事が書かれることは「記者クラブ問題」を抜きに語れません。大手メディアの体質に大きく影響を与えているこの「記者クラブ問題」について、三浦さんはどのように捉えていますか。
「例えば、警視庁には記者クラブがあるので、PJニュースさんが警視庁の会見に出席したくても現実的に出られないでしょう。つまり、警視庁などの行政機関が、メディアを選択しているわけです。『お宅は出て良いですけど、お宅は入っちゃいけない。外国新聞なんてとんでもない』というような慣例がほとんど全国で行われているわけです。それをわずかに破っているのが、田中康夫知事の長野県と逗子市だけです」
─ メディアが本来担わなければならないチェック機能としての責任を果たさずに、検察庁などの行政機関から与えられた情報を検証せずに、そのまま報道するという構図がメディア体質を形成しているわけですから大きな問題ではありませんか。
「その通りです。しかし『記者クラブ』制度を変えることは非常に難しい。ぼくは憎まれっ子ですから変えられる可能性がないのであれば『話し合うだけ時間の無駄です』とはっきり言っています。現状況下、いったん走り出したメディアを止めるには、提訴する以外にないというのがぼくの考えです」
「『記者クラブ』で与えられた情報に関して、実際に各記者は検証できませんよ。例えば、検察庁が発表したことに反して違う内容の記事を載せたとしたら、その新聞社はどうなると思いますか。特に東京高検の検事長は昨年から『異議を唱える報道機関に対しては当庁を禁止する』というようなことさえ言っているわけです。このような状況下で、自由な記事を書くなんてことはとても出来ないわけです。記者個人が書くと言えども、報道機関として情報が得られなくなることを考えれば、会社組織として検察のリークに操られるニュースを流さざるをえないでしょう」
─ もし、一般市民が言われもないことを事実としてメディアに報道された場合、有能な弁護士を味方につけることは非常に大切なことだと考えますが、弁護士の選択の基準はありますか。
「残念ながらありませんね。例えば弁護士名簿がありますが、A、B、Cなどとランクがついているわけではありませんから、少なくとも刑事弁護では誰それだとかといった知識がなければ難しいでしょう」
「第一審で有罪の判決を受けたある国会議員から依頼を受け、これまでの書類全部に目を通して、その弁護士らの評価の判定を頼まれました。証人尋問さえ弁護士としてきちんと反証されてないので、調べてみるとみごとに5人がみんな『ヤメ検』なんですよ」
「つまり、検事というのは止めても検事ですよ。検事を止めてOB弁護士になりますが、彼らがやっているのは検察官と同じです。元検事を頼むメリットというのは、起訴されるかどうかや保釈になるときに元検事の顔は効いても、裁判になれば検察官の味方に偏らざるをえません。依頼者の一期一会の関係より、元OB検事の関係のほうがはるかに組織の中では強いですから」
─ ロス疑惑のときの三浦さんの弁護士はいかがでしたか。
「ぼくだって十数人弁護士を首にしています。最後にしっかりした弁護団に巡り合えて無罪を勝ち取ったわけです。最初のままの弁護団であったら、絶対に無罪にはなっていませんでした」
− 最後に、報道記者の良し悪しの基準についてはいかがですか。
「記事とその記事が上がるまでのプロセスが問題です。いかに裏を取り、その取ったことがらだけについて書くのか、それとも、そこから5─10倍に膨らませて書くのかによって、記者の資質が問われるでしょう」【了】
【注】この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJニュースはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト (PJ)コーディネーター 佐藤学【東京都】
http://image.news.livedoor.com/newsimage/b/5/bff8a5c5bc9c3803ac-m.jpg
PJニュースのインタビューに応じる三浦和義氏 (撮影:小田光康)