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http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1667123/detail
【PJニュース 01月27日】− ライブドアグループの証券取引法違反容疑で東京地方検察庁の強制捜査が東京・六本木のライブドア本社で行われて以来、連日連夜の堀江貴文ライブドア前社長に関するマスコミ報道が続く。堀江氏を時代の寵児(ちょうじ)とまで呼んで持ち上げた大手マスコミは現在、手のひらを返したように堀江氏を叩(たた)く。1984年のロス・保険金殺人疑惑として過熱した偏向報道のために、妻の一美さん銃撃事件の殺人容疑で起訴され、98年7月に控訴審判決で無罪判決を勝ち取った三浦和義さんに、PJニュースはライブドアと堀江貴文氏に対する一連の報道についてインタビューした。
─最近のライブドアと堀江前社長についてのマスコミ報道についてどのように感じていますか。
「堀江さんが過去2年間あまり、メディアをかなり激しく騒がせてきたことの反動がモロに出てしまっていると感じています。米国メディアでは、ゼロから企業などを起こした人が成功して100万ドル、1000万ドルという大金を手に入れれば、「アメリカンドリーム」といって尊敬され、はやされ、ヒーローとして扱われる。一方、日本のメディアの場合、ある地点を超えると、がらっと態度を変えて叩き始める。『出る杭は打たれる』という言葉どおりに、徹底して叩くということが堀江さんに対して、始まったという状況と捉えています」
「芸能人や政財界でスター性の強い人たちが何かを始めると『ワー!』と言ってマスコミは取り上げますが、どこかで局面が変わったときに徹底的に叩いてきました。田中角栄さんの場合も『コンピューター付きブルドーザー』と名づけて、高い支持率を称えていたが、何か起こった瞬間に『待ってました!』とばかり、叩きまくるということが行われたのです。これまでマスコミによって何度もこのような仕打ちが繰り返し行われてきたのです」
─ ライブドア粉飾疑惑についての一連の報道についてどのように思われますか。
「語弊があるかもしれませんが、証券取引法違反というのは、これほど騒ぐ内容ではないと思います。たまたま、堀江さんだから騒ぎ立てている。強盗・殺人といった類の事件ではありませんから、今回の件で、時間的(報道番組の時間)にも、個人的なプライバシーについても、マスコミがこれほどまでして取り上げることはおかしなことです。東京証券取引所マザーズ上場で、ライブドア株などが特別扱いになっていることを考慮しても『ここまで騒ぐ必要があるのか』というのがぼくの感じです」
─ 「ライブドア事件」と呼ばれていますが、むしろ、堀江前社長個人を叩こうという兆候を感じるわけですか。
「これまで堀江さんがやってきたことに対しての反動みたいなもので、現在、マスコミが5倍も10倍も上乗せして(堀江さん個人を)叩いているという感じを受けます。騒ぐべき内容で騒いでいるというより、針小棒大に騒ぎを大きくして『ここで一気に堀江を叩け!』という姿勢が見えますね。堀江さんというひとつのキャラクターに対するバッシングになってしまっています」
「粉飾そのものはもちろん違法行為ですが、ライブドアの粉飾疑惑約14億円という規模から考えると、日本の経済界にとってこれほど騒ぐほどの粉飾事件であると思えません。あくまで堀江さんというキャラクターが80─90%加わって、大騒ぎしているわけです。ライブドアの規模の粉飾決算疑惑であれば、通常一回報道されればおしまいですよ。社長のスキャンダルとかプライバシーを大々的に報道されることはありえません。堀江さんに対するバッシングということに尽きると思います」【つづく】
【注】この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。
パブリック・ジャーナリスト (PJ)コーディネーター 佐藤学【東京都】
http://image.news.livedoor.com/newsimage/5/7/59e52789c54bde70ee-m.jpg
PJニュースのインタビューに応じる三浦和義氏。26日 (撮影:小田光康)