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昨日NHKのニュースを見ていたら、犯罪の証拠としてライブドア首脳部のメールのやりとりを暴露してました。他局おなじものを紹介していたようです。
これは大石英司氏もブログで述べているんですが、 これはNHKがメールのログを入手していたことになりますよね。その場合、以下の可能性が考えられます。
@ 当事者から直接手に入れた
A ライブドアのインサイダーから手に入れた
B 検察から入手した
C 盗聴
@ であれば、発信者ないし受信者から入手したことになりますが、これは私信ですから発信者、受信者の了解を得ていないといけない。で、本人たちにしてみれば自分の身に直接関わってくるわけですから、常識的に考えたらメディアに公開するはずがない。
A これまた私信を無断で入手、公開したことになります。
B 検察がこの手の情報をリークすることはよく知られています。彼らは本来捜査上知り得た情報に関して守秘義務あります。それをメディアにリークすることは犯罪です。
C 無論違法です。
複数のメディアが同じ情報を共有していることから、これは検察のリークだと推察します。だとすれば、捜査情報をメディアに流し、メディアを操作すること自体、捜査機関としてはモラルの上からも法律上もやってはいけないことです。
またメールの当事者の私信を公開することはプライバシーの侵害となります。これも犯罪です。
我が国では検察が世論の誘導のためにこのようなリークを多々行ってきています。ですが、本来ならメディアはそういう餌をぶら下げられても拒否する、ないし検察の違法を質す、この事実報道するといった姿勢をとるべきです。
ところが視聴率さえとれればいい新聞が売れればいいと、事の善悪も考えずにその餌にがっぷり食い付いてしまうわけです。
これも当局とズブズブの護送船団式的記者クラブ体質の影響は大きいでしょう。
人権への配慮、当局の暴走の監視、これらはメディアの極めて重い義務でありますが、関係ないらしい。まあ売れればいいんでしょうなあ。
大石英司の代替空港 http://eiji.txt-nifty.com/diary/