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□ライブドア笑撃ニュースの中身…自社サイトで詳報 [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_01/t2006012101.html
ライブドア笑撃ニュースの中身…自社サイトで詳報
捜査の生リポートやホリエモンの反論まで
17日早朝まで、東京地検特捜部の捜索を受けたライブドア。自社サイトでは、捜索の模様や堀江貴文社長(33)の反論を詳報し、PJ(パブリック・ジャーナリスト)と呼ばれる記者のニュースには、堀江社長が「パソコン1台と書類を押収された」と“独自ダネ”を放った。PJは同社に批判的な報道を「気持ち悪い」とも論評する。そのトンデモ記事の中身とは?
「好きなだけ、どうぞ持っていってくださいという感じです。捜査員がそう思う以上、仕方がない。こちらはこちらで主張していきます」
17日の夕、ライブドアのサイトには、同社入り口に積み上げられた押収資料の入った段ボールの山の写真を掲載し、堀江社長のこんなコメントを載せた。
PJは、強制捜査の生々しい様子までリポートしている。
家宅捜索中だった17日午前2時前には、〈(16日)午後6時44分、捜査員(係官?)の要請で全社員に対し、パソコンと携帯に一切触らぬよう指示が出された〉〈ヒルズ38階の入り口のエレベーターホールで、退社する社員一人一人にパソコンの手荷物検査を行った〉…といった雑観記事を掲載している。
記事中、「パソコン1台と関連書類を押収された」と明かす堀江社長は、「時間外取引したときも脱法だとか言われたし、そういうすれすれのことはやっている。(中略)解釈次第なので、こちらはこちらで主張していく。すべての取引は法的な手続きを踏んでいる」と反論する。17日には、約6分で一方的に会見を打ち切った堀江社長。自社メディアだけで反論するのは、情報の公正な開示なのだろうか。
さらに、17日夕、「PJオピニオン」として掲載された論評記事には、堀江社長の知人というPJが、ライブドアに批判的な報道に対し、〈気持ちが悪い〉と極めて私的な感情を吐露し、〈オールドメディアは、このネットの新興企業の暴れん坊ぶりが気に入らないようだ〉と援護射撃する。
また、証取法違反の罰則が懲役5年以下か罰金500万円以下で、法人なら罰金5億円以下と紹介し、〈ライブドアの資産価値から見れば、罰金がライブドアを窮地に追い込む要素にはなりえない〉という、自ら罪を認めるようなチンプンカンプンな記事も…。
一方で、20日のPJニュースには、強制捜査後の17日、女子高生4人が「株講座」の企画で、ライブドア本社を会社訪問し、「ホリエモンに会いたい」と希望したことや、広報担当者に「ホリエモンは合コンするんですか」といった質問を連発したことを伝えた。最後は、「受付嬢になるにはどうすればいい」と質問したんだとか。
PJは、ライブドアの講習を受け、記事は同社のデスクが取捨選択して掲載。ライブドアポイントで報酬が支払われ、反響が大きな記事にはボーナスも出るという。
的確なメディア批評で知られる作家の麻生千晶さんは、PJニュースをこう論評する。
「彼らにすれば、自分たちなりのフィルターを通して公表していると言うのでしょうが、縁側でブツブツと小言を言うおじいさんと同じレベルで、無名で力のない人が、好き勝手な話を裏メディアで公表しているだけ。一応は歴史や見識に基づいたフィルターを通し公表される既存のメディアとは全く違います」
続けて、「堀江社長は全て自己中心で、全てを欲しがる4、5歳の子供と一緒。この期に及んで、そんなことをやっているとは、自分を客観視する大人の想像力や洞察力に欠けている。結局、あまり頭のいい人ではなかったということでしょう」と結論づけている。
ZAKZAK 2006/01/21