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読売新聞からhttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060119i211.htm?from=main2より引用
「朝日放送と共催」と虚偽契約書、イベント社長を逮捕
朝日放送(大阪市北区)とイベントを共催するとの虚偽の契約書を作成したとして、大阪府警捜査2課は19日、朝日放送の元部長で同市西区のイベント企画会社「エービーシー(ABC)プランニング」社長、桃谷健容疑者(74)を有印私文書偽造の疑いで逮捕した。
調べでは、桃谷容疑者は2004年から05年にかけて、朝日放送と提携し、ジャニーズ事務所所属のタレントらを起用するイベントを大阪ドームなどで開催するとした虚偽の契約書5通を作成した疑い。架空の企画を下請け受注した同市北区のイベント運営会社が、銀行にこれらの虚偽契約書を示すなどし、開催資金として約4億円の融資を受けていた。
銀行側が朝日放送に問い合わせ、問題が発覚。朝日放送が昨春、桃谷容疑者を府警に告訴していた。
府警によると、桃谷容疑者は朝日放送在職中、主にラジオ番組の制作を手がけていた。1991年、営業推進部長を最後に退職、朝日放送から資本金の2割にあたる600万円の出資を受けてエ社を設立。朝日放送との共催イベントを実際に企画したこともあった。
5年前から「アイドルタレント出演」「阪神タイガース優勝記念」などと銘打ったイベントを同じイベント運営会社に次々と下請け発注。運営会社は複数の銀行から開催資金として計約100億円の融資を受けたが、これらのイベントは実際には開催されなかった。融資金の返済は続いているという
桃谷容疑者には多額の借金があり、府警は架空の企画と融資の経緯を調べる。
(2006年1月19日14時43分 読売新聞)