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http://elmundo.cocolog-nifty.com/elmundo/2006/01/post_90a6.html
今日は、東京の空も重く灰色に沈んでいる。
北海道新聞の記者から悲鳴のような知らせが届いた。「ついに道新が死んだ」という。北海道警の圧力に、経営幹部が屈したようだ。
ただ、この記事
http://www.asahi.com/national/update/0114/TKY200601140142.html
でみると完全に頭を下げたわけではなく、記事の信憑性を否定も肯定もできないという訳の分からないエクスキューズとなっている。いま詳しく紹介している時間がないで、中身のある内容を期待する人は以下のエントリを読んでいただきたい。
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/3f32cbdcb2dae5d7b4be3749c6a14efc
ガ島通信
http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20060114/1137221727
5号館のつぶやき
http://shinka3.exblog.jp/3374717/
北海道どっと来夢
http://hokkaido-dot-komu.seesaa.net/article/11634054.html
簡単にいうと、北海道新聞は記者や読者よりも、道警との関係を優先したということである。その端緒は、広告費を横領していた社員を懲戒せず、幹部が自らの保身のためにうやむやにした件を、背任で提訴すると道警に脅されたことである。結果、裏金問題でスクープを連発していた取材班を解体し、道警にこびを売るようなお詫びを出した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060114&j=0022&k=200601147030
私は11月のエントリ
http://elmundo.cocolog-nifty.com/elmundo/2005/11/post_8fc8.html
で、地方紙が地元警察の裏金問題を告発するなんて、よく幹部の腹がすわったものだと賞賛していたのだが、案の定このような無様な結末を見せられることとなった。記者たちは会社幹部による内部調査を拒んだというが、それは「経営幹部が調査内容を警察に流さないと確約しなかったから」だという。
確約できないということは、情報源である捜査員や内部告発者の情報を警察に流すと言っているも同然である。それで自分たちの保身を計ろうというのだから、記者たちが内部調査を拒否したのは当然だ。道新の腐れ幹部は、道警の腐れ幹部とツーカーのお仲間なのだ。道民の皆さんもナメられたものではないか。こいつらは税金と購読料をグルであなた方から巻き上げている。
<以下自分の記事から引用>
私にしてもこれまでこうした良心的な報道を支援するためにどれほどコストを払ってきただろうかと思った。内部告発者や記者たちを孤立させてはならない。
<引用終わり>
しかし、私もこんな風に書いただけで結局、彼らを孤立させてしまった。ガ島通信さんによれば、裏金問題の調査報道を陣頭指揮した高田記者はロンドンに飛ばされるという。これからは私の人脈も頼りに、今回ジャーナリズムを放棄して保身に走った幹部を追放するためにできることをしていきたい。
January 16, 2006