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http://blog.goo.ne.jp/c-flows/e/1024421a138b85ac541c2e9a0338fc1b
「きっこの日記」のアクセス数は日に6万ほど。
次の表(『ネットは新聞を殺すのかblog』の”グーグルニュース登場から三カ月”
http://kusanone.exblog.jp/i20
より)によると、各新聞社サイトのアクセス数は日に10万から13万ほど(毎日新聞のサイトが宅配と違って朝日、読売を抜いているのが興味深い。内容からいけば、一部を除いて妥当なように思えるが)。
・ニュースサイトのアクセス数
http://homepage3.nifty.com/netshinbun/google.htm
表の新聞社のサイトのアクセス数はIP数ではなく、多分同じ人が記事などのページをクリックするたびに加算されるアクセス数だと思う。
一方、日に一回しか更新しない「きっこの日記」のアクセス数はよりIP数に近いだろう。
だとすれば、両者の差はそれほどないのかもしれないという予想も成り立つかもしれない。
また、「きっこの日記」を訪れる人は、その多くが明確な目的意識をもって──真面目な(?)情報の収集や、「知の興味」で訪れる。メディア的にはきっこの日記は影響力という点で(これだけ多くのアクセスがあれば”社会的に”、とも言えるけれど、それ以上に”個人に”影響力を及ぼすサイトだと思う。そして、こっちのほうがもっと重い意味があるように思われる)既存のメディアを超えている部分があるとも言えるのかもしれない。
ネットにはフリーランスのジャーナリストのブログも多く、その大部分が新聞やテレビの報道などより有意義で信頼がおける情報を置いている(新聞やテレビはネット上の情報と比べて自らの報道内容の事実の「信憑性」の確かさを殊更主張するけれど、情報の持つもう一つの側面、本当に必要で大事な情報であるのかどうかという「有意義性」のほうは等閑に付し過ぎのように思う。もちろん、その「信憑性」は情報を発信する場合の基本であるが、いくらその「信憑性」が担保されていても、意味のないどうでもいい情報だったり、役所や企業などの発表を無批判に単に伝えるだけのものだったりすれば、それは報道という名に値しないだろう。ちなみに、無責任な言い方かもしれないが、ネット上の記者諸氏の情報発信は、紙面より余程面白く良質である)。この際、そのフリーランスがきっこさんのもとに一同に会し、「きっこ編集局」とでも銘打って、インターネット紙メディアを作れば、非常に現実的な「第三のメディア」が成立するかもしれないとも思う。もちろん、そのうち有料でもいけるようになるのでは…、と僕などは考えるもするのだが。
ただ、「きっこの日記」の盛況は、現在の「きっこの日記」というスタイルに依拠している部分もある可能性もあり、このへんは見極めが必要。
もう一つ。「きっこの編集局」が出来て既存のメディアをおびやかすようになれば、本当の良質な報道を競うということにもつながって、既存のメディアの体制にもいい影響が及ぶのではないか、ともちょっと思う。