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民主党が参加型の耐震偽装問題専用サイトを開設 【JanJan】
http://www.asyura2.com/0510/hihyo2/msg/486.html
投稿者 レイ 日時 2006 年 1 月 13 日 22:05:43: mRt2rX4ca0PnA
 

■耐震強度偽装問題に対する専用サイトがオープン

http://www.janjan.jp/government/0601/0601120667/1.php?PHPSESSID=ebd9b036156870216b591624e655dbbf

 民主党は通常国会開会に先立ち、耐震強度偽装問題の真相徹底究明を行うために、1月12日、耐震強度偽装問題に関する専用サイト『idpj.net』を立ち上げた。

 このサイトの特徴は
1.情報の窓口を独立・一本化
2.ブログによるニュース配信(参加型ニュース配信)は政党初
3.ネット利用による参加型民主主義の試みである。

 1は、現在各議員レベルでバラバラに発信されたり情報が集まっているものを、一元化してより国民から見えやすくするというものだ。オープン直後のサイトを見ると、スケジュールや党以外のニュースも掲載されている。

 2は、ニュース配信にブログを用いている点が新しいというもの。RSSに対応しているので、いちいちサイトを見に行かなくても、RSSリーダーを用いて更新状況がわかる。コメント(ユーザー登録が必要)やトラックバックも受けられるようになっているが、これは無謀ともいえる試みだ(後述)。

 3は、政党サイトでは今までタブーとされてきた、コメントを入れらる仕組みや、フォーラム(掲示板)を設置している。

 サイトはCMS(Content Management Syatem)として有名なXOOPS(ズープス)を使用している。XOOPSは2001年、日本人により開発された「コミュニケーション用サイト構築用ソフトウェア」で、個人、企業の別を問わず多くのユーザーがいる。CMSとは、XOOPSやブログに代表されるような、ウェブサイトのデータとデザインを分け、データをデータベースで管理しながら、データの内容に応じてプログラムがページを作成するシステムである。サイト管理者はページのデザインを意識することなくデータを入力するだけで、質の高いページが自動生成される。

 システムの仕組みはブログと似ているが、XOOPSはブログを含めたニュース配信、投票、フォーラム(掲示板)、スケジュール管理、オンライン・ショップなどの機能が「モジュール」と呼ばれるコンポーネントで世界中から提供されている。原則として無料だ。XOOPSのプログラム自身も無料で、ブログに良くあるライセンス料というものは存在しない。

■政党のブログ使用状況

 現在、ブログを政党のウェブサイトで使用している例は三つ。そのうち二つは公明党でもう一つは新党日本である。

 公明党は『議員ブログ』という名前で7名の国会議員の日記を掲載している。ところが名前は「ブログ」だが、RSS(注:記事末尾)には対応していない上に、コメントやトラックバックを受け付けていないため、ブログとは呼びにくいものになっている。もうひとつの『公明ロボブログ』は、サイトの更新情報を配信するためのもので、こちらはRSSに対応しているが、やはりコメントやトラックバックは受け付けていない。

 新党日本は、兄弟サイトの『チーム・ニッポン』の中で、田中康夫代表のメッセージ発信用に使用している。しかし、更新は10月末でストップし、管理人がいないためかコメント欄は荒れ放題だ。

 今回民主党が立ち上げたサイトは、コメントやトラックバックを受け付けて、しかもフォーラムまである点で画期的だと言える。

■参加型サイトは無謀な試みか?

 しかし、このの試みは無謀だともいえる。この耐震偽装問題は建設業者と住民だけの問題ではなく、国会議員や国交省にまで波及しそうな様相を呈しており、党に対する嫌がらせや誹謗中傷、トラックバックスパムなどによって、いわゆる「炎上する」おそれが極めて高いからだ。いくら管理人がいるといっても、組織的な攻撃に耐えられるかどうかわからない。その点では参加する側のマナーや倫理観が試されるとも言えそうだ。

 サイトでは情報提供も呼びかけている。すでにいくつかの新規情報も届けられているようで、今後の情報の集まり方によっては、党内で裏づけをとったり情報の整理に追われることになるだろう。有用な情報が寄せられた場合は、証人喚問やその後の展開に大きく影響してくる可能性がある。

■政党サイトの試金石

 この試みが成功するか失敗するかは、他党の今後のサイト運営にも関わってくる。大方の予想どおり、手がつけられないような状態になってしまえば、「やはり政治関連のサイトでは参加型のものは作ることができない」となり、今のような一方通行で情報の流れが見えないような魅力の無いサイト運営を強いられるだろう。しかし、もし何らかのノウハウが蓄積できたなら、今後国民参加型の政党サイトがいくつも誕生する可能性もある。成功/失敗の結果は、国民自身に返ってくることなのだ。

 また、1月20日に召集される通常国会では、公選法の改正案が提出される可能性が高くなってきた。公選法改正の大きな目玉はインターネットでの選挙運動解禁だ。この改正により、政党からの情報発信の内容も変わってくるだろう。よりネットユーザーを意識したものになってくるはずだ。

 自民党は昨年の総選挙での公示直前、メルマガ発行者やブロガーを呼んで幹事長との懇談会を行った。民主党は選挙後に前原党首とブロガーとの懇談会を行い、12月のシンクタンク設立記念シンポジウムでは、参加者に「ブロガー枠」なるものを用意した。まだまだ試行錯誤は続くだろうが、各政党はそれそれネットでの情報発信やネットユーザーの取り込みを真剣に考えている。

注:RSSとは
RSSとは、ウェブサイトのタイトルや要約など、「メタデータ」と呼ばれるデータをXMLという標準のデータベース形式で記述したもの。RSSリーダーにてこのRSSで記述されたファイルを読み込むことにより、いちいちサイトを見に行かなくても最新の更新状況がわかる。

(安曇信太郎)

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