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となりのおじさんは去年、給料を10%カットされてそのまま年を越してしまったので、お正月のお酒の量を減らされたとのことで、うちに来てそんな話をしながら結局うちの酒を飲んで帰っていきましたが、11日産経新聞によると「相次ぐ不祥事を理由とした受信料不払い急増によるNHKの減収が平成十七年度だけで約五百三十億円にのぼり、当初予算全体(六千七百二十四億円)の8%近くに達する見通しであることが十日、分かった」んだそうです。おじさんの10%に比べれば8%ぐらいでガタガタ言うものではないと思うのですが、「受信料不払い」は「昨年十一月末で約百二十八万件に達した」そうです。相変わらず庶民の暮らしの先行きが不透明な中、視もしないTVの受信料の支払いを断る人が多いのも仕方のないことかも知れません。
ちなみに、産経新聞は分かり切ったことをわざわざ書き立てるほどの田舎者ではないので書いていませんが、「不祥事」の代表的なものが自民党の政治家が指示を出して番組の構成を変更させた件であることはいうまでもありません。同じ10日には、NHK受信料支払い停止運動の会など16団体がこの件についてNHKに質問状を郵送し、安倍晋三、中川昭一両氏に対しては事務所まで出向いて質問状を渡してきた、ということを記者会見で明らかにしました。
しかしNHKは、他のすべての「不祥事」と同様、この件についてもそもそもこれが「不祥事」であるという認識が極めて薄いようです。それもそのはずで、NHKにとっては自民党の政治家に呼ばれて行って番組の内容について指示をあおいだりすることはきわめて日常的な、当たり前の業務のひとつに過ぎなかったようなのです。洋服屋は客の体型に合わせて生地を裁断し、看板屋は客の希望に従って明朝体をゴチック体に直し、NHKは自民党の都合によって番組を変えるのです。安倍や中川にしてもNHKとよく話し合い、アドバイスをして世論の統制をはかることについては、お父さんからも言いつけられてきたことでもあり、日本の統治を預かる自民党としての義務なのであって、それが何か悪い事のように言われるのはちょっとびっくりでしょう。「圧力」などと、そんな特に力こぶを入れた覚えはないものと思われます。おそらくこれが「不祥事」だと言われても、バレた事、なかでも内部告発によってバレちゃったことが不祥事なんだと思うのが関の山です。
そういうわけで受信料の「不払い」についても、128万件のなかにはそういう事に対するいわば抗議として積極的に支払いを「拒否」している人がいるなどということは、NHKとしては全く想像すら出来ないことなので、裁判所を通じて督促すれば、つまり脅かせばみんな払うだろうと考えてしまうのも無理はありません。そういえばこの10年ばかり詐欺的督促のあらゆる形態が試みられ、ちょっと脅かせばいわれのないお金をすすんで振り込んで来るアホが沢山いることは実正済みです。まるでヤクザのようなやり口ですが、ヤクザも自民党のようにアドバイスをしたか、自民党の中にヤクザがいる可能性があります。そもそも受信料というものがヤクザが取り立てるみかじめ料とかそういうものに似ているような気もしますが。
昨今では警察の御指導のこともあり「暴力団追放」の気運のようやく高まりつつあるところです。NHKにおかれましても明るい市民社会の一員として、古い体質を抜け出し、新しい時代へ一歩を進める時が来ました。そこで受信料に関しても、今後は自民党を通して徴集する、これは党費に受信料相当額を加算して納めさせる、あるいは自民党の運営資金の中からNHKの運営費を捻出するなどの形でもかまいませんが、そういう形に持っていくべきでしょう。不等な要求行為を排するということでもあり、受益者負担の原則を貫くということにもつながります。なお、遺憾ながら自民党は昨今においても、総裁選を巡る抗争に一般市民を巻き込むなど、まだまだ旧来の反社会性を払拭できないところが間々、見受けられるようです。こういった問題について今後ともより一層の努力を重ねて頂きまして、これを克服して頂くよう願って止みません。
暴力追放三ない運動を実践しましょう。
1.NHKを「恐れない」
2.NHKに「金を出さない」
3.NHKを「利用しない」
posted by 珍風