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http://blog.goo.ne.jp/nls55h/e/03a03f15512a51b16edcb87cf4b58d82 から転載。
正月早々からアホ朝日新聞は、ボケた記事を書いている。1月1日の1面に載った『再生 新生1』という記事で、日本のカワイイ文化や日本のミニマリズムであるカプセルホテルなどが海外で受け入れられているので、もっと日本文化を官民協力して輸出して日本を再生しよう、といったことが書かれている。日本の工業商品が海外での競争力を失ったので、今度は文化商品での競争力を高めて、日本人の誇りを取り戻そうとしているようだ。はたして文化商品が海外で受け入れられることによって、海外での日本の評価が上がるのかは定かではないが、海外での日本の評価を上げると称して行われるジエータイの海外派兵も、文化商品の輸出と同様のことを狙っているのではないか。
日本のカワイイ文化は、平和主義が根底にあり軍事活動とは相容れない、と朝日新聞は反論したいのだろう。しかし、ジエータイの海外派兵も平和維持を名目にして行われているのであり、文化商品輸出も海外派兵も日本政府が後援しているので、結局は二つは同じ翼賛運動なのだ。朝日新聞は、文化商品輸出による文化侵略を、読売新聞は、ジエータイの海外派兵による軍事侵略を主張して、日本政府の考える二つの海外侵略をそれぞれ分担して担っている。日本の高度経済成長の夢よもう一度とばかりに、文化商品輸出と海外派兵で海外の市場を制覇できると、政府も新聞も思っているらしい。
植民地主義の時代にヨーロッパは、植民地にしたい地域には先に宗教者を送りこみ、愛と平和を説いて原住民を馴化し。しかる後に軍隊を送りこんで、植民地を作りあげた。日本政府の考える二つの海外侵略も、ヨーロッパの植民地作りの例にならっているのではないか。文化と軍隊は、海外侵略の両輪なのだ。紛争のおきそうな地域には、日本の白痴文化商品をばらまいて、住民に日本への親近感を持たせ、紛争が起これば、ジエータイを派遣する。そして、日本では、紛争地域の住民の皆さんは、日本大好きでジエータイを歓迎しています、というような報道がなされるのだろう。そんなシナリオを日本政府は考えているのかもしれないが、そのようにうまくいくとは考えられない。大日本帝国は植民地に貧弱な文化しか与えられなかったが、今度は世界に冠たる日本文化を伝導して立派な宗主国となれる。しかし、今の世界は帝国主義の時代ではなく、相互依存のグローバリズムの世界である。帝国主義的な試みは、失敗するだろう。