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(回答先: Re: 日本社会のポピリズム化が生んだ現象 投稿者 World Watcher 日時 2005 年 12 月 10 日 04:01:22)
<特報/官僚支配下の小泉内閣の実態>
年金資金流用の超豪華な「役人専用ゴルフ場」発見
――大新聞が創り出す内閣支持率
シーアイランド・サミットで、小泉純一郎首相は ことさらブッシュ大統領との親密
ぶりを
演じ、北朝鮮・金正日総書記と行なった首脳会談(5月22日)の成果をアピールし
て、
G8の中心役として振る舞った。これまで万事が控えめな 総理大臣が多かっただけ
に、
小泉首相の積極的な姿勢は、それはそれでいいが、一方で、国内での合意のないま
まに自衛隊の多国籍軍参加を表明し、日本政治を外交課題に引きずり込もうとする
狙いが見えた。なぜ、小泉首相がそうした思い切った作戦に出たかといえば、年金
改革の失敗によって、政治的 窮地に追い込まれているからだ。
大新聞は、小泉首相が北朝鮮を訪問し 拉致被害者家族を連れて帰国した直後に 世論
調査を行ない、わずか2日後に 支持率高騰ぶりを伝えた。 ところが、欠陥だらけ
の
新・年金法成立のために強行採決をした直後は、 新聞は 世論調査をしなかった。
世論調査を 時の政権の 都合の いいように使い分けている。
わずかに民放テレビ2社が調査をした。国民の8割が新・年金法に反対していること
が
わかった。当然、内閣支持率も急落していた。そもそも今回の年金改悪は、すべて厚
生労働省のシナリオどおりに 小泉首相が“改革”の衣装を着せられて、踊らされた
に
すぎない。官僚たちが 強引な改悪に走ったのも、彼らが140兆円もの年金積立金
を
私物化し、それらを湯水のように使って、役人専用の遊興、保養、宿泊施設をつくっ
て、
贅沢の限りを尽くしていたからだ。 論より証拠。 役人専用のゴルフ場を発見し
た。
(1) 小泉は社保庁に生殺与奪の権を握られた
(2) 年金官僚たちのゴルフ場
(3) ゴルフボール1個まで年金のカネ
(4) 社会保険庁の情報操作
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(1) 小泉は社保庁に生殺与奪の権を握られた
新・年金法には、成立と同時に、実に恐ろしいシナリオが練られている。官邸筋でさ
え
戦慄の面持ちでこう明かした。
「年金法の強行突破は小泉首相には二重の意味で好都合だった。そもそもは公明党・
創価学会の要求で年金改革を手がけた。参院選の選挙協力を最優先した判断だ。こ
れで公明党に恩を売り、学会の選挙協力は揺るぎない。万々歳だ」
問題は2つ目である。
「学会の協力さえあれば、低投票率でも選挙に勝てることが4月末の衆院統一補選で
示された。だから、いっそのこと国民が“年金改悪だ”“強行採決ケシカラン”とい
い争っ
ている政治に嫌気して投票に行かなければ、参院選は自民、公明・学会ブロックで全
勝だよ」
これが民主主義体制下の政治家のいうことか。選挙戦術で国民の老後の保障が奪わ
れたり、取引材料にされるなど20世紀の政治ですらなされなかった。21世紀の現
在の
政治は、恐ろしく、かつ、底知れず退化している。
なぜなら、政治家たちが官僚たちの意のままに動くパペット(操り人形)に堕してい
るか
らだ。
「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」の無責任答弁で得意がっている
小泉
首相がまさにそうで、年金官僚たちにしっかり弱味を握られている。
小泉首相は落選中の70年4月から国会議員に初当選した後の74年11月までの4
年
7か月間、横浜市の『三福不動産』の社員の名目で厚生年金に違法加入していた。勤
務
実態がないのに加入すれば厚生年金保険法違反であり、年金を受給した時点で詐欺罪
になる。小泉首相自身、国会で「太っ腹な社長から“君の仕事は当選することだ。会
社に
は来なくていい”といわれた」と、“幽霊社員”だったことを認める答弁をしている
のだから、
議論の余地はない。そのうえ、国会議員になって社長から命じられた仕事は終わった
は
ずなのに、その後も高給を取り、年金保険料も負担させていた。
厚生年金法100条では、
<社会保険庁長官は、被保険者の資格、標準報酬、保険料又は保険給付に関する決定
に関し、(中略)事業所に立ち入って関係者に質問し、若しくは帳簿、書類その他の
物件
を検査させることができる>
――と、立ち入り調査権を与えている。つまり、長官が職員に件の不動産会社への
調査
を指示し、≪クロ≫と認定されれば、小泉首相の政治生命はたちまち危機に陥る。そ
うし
ないことによって年金官僚たちは小泉首相を巧みに取り込み、政権の延命を支えてい
る
といっても過言ではない。政府・与党が国民の反対を押し切って年金法を成立させた
背景
にはそうした事情があった。
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(2) 年金官僚たちのゴルフ場
東京から電車で約1時間、千葉県北部の『千葉ニュータウン』周辺は船橋カントリー
クラブや習志野カントリークラブなど7つの有名ゴルフ場がひしめく。
ニュータウンのはずれに、一見、リゾートホテル風のレンガ色の施設がある。正門脇
の巨大な岩には『社会保険大学校』の文字が彫り込まれている。約3万平方メートル
の広大な敷地には、2階建ての管理棟や研修棟(3階建て)、宿泊棟(6階建て)、
多
目的ホール(体育館)が並ぶ。
正門から入るとどう見ても複合リゾート施設にしか思えないが、裏に回ると、サッ
カー
グラウンドやテニスコートが広がり、確かに学校のようでもある。しかし、ここには
学生
は一人もいない。「大学校」といっても、実態は社会保険庁職員の宿泊、研修施設な
のだ。
大学にも研修所にも似つかわしくない施設もある。敷地の最も奥まった目立たない場
所につくられたゴルフ練習場だ。練習場は打席こそ3つと小ぶりだが、頑丈なネット
で
囲まれた本格的なもので、もちろん、自動ティアップ装置もしっかり備えている。
民間の打ちっ放し練習場は東京都内で50発600円ほどの料金がかかるが、この国
営練習場は年金のカネで運営されており、厚労省と社会保険庁の職員なら何発打っ
ても無料である。もちろん、民間人は立ち入り禁止だ。
奇妙なことに、玄関近くにある施設の案内板(見取り図)には、グラウンドやテニス
コート
は書かれているのに、なぜかゴルフ練習場だけは省かれていた。よほど国民には知ら
れたくない≪秘密の練習場≫であるらしい。
社会保険大学校といういかにも年金や健康保険の実務を勉強する学校を装いながら、
その実、年金官僚たちが年金ゴルフ練習場でいそいそと玉打ちに励んでいることをひ
た隠しにするために、わざと案内板にも出さないで秘密保持を厳重にしているのであ
る。
この研修所では社会保険庁職員の新人研修(1週間)をはじめ、一般職員研修(3週
間)、
保険給付実務研修などが行なわれ、全国の社会保険事務所から職員が出張してくる。
入省10年以上の係長クラスを対象にした総合実務研修となると、なんと3か月間に
わ
たり、体育の授業まである。
そのため、宿泊棟にはシティホテル並みのシングルルームが300室あり、研修中、
快
適に過ごせるようにサウナやスポーツジムまで完備している。
大学校の内部を探険すると次々に新たな発見があった。体育館には本格的なバスケッ
ト
ボールのコートがしつらえられており、2階にも、“観覧席”がある。併設のスポー
ツジム
には、1台数十万円のエアロバイクやウオーキングマシン、レッグカールにベンチプ
レス
などが所狭しと並べられていた。
宿泊棟はすべてシングルルームのため、各階ごとに8畳ほどの談話室があり、職員た
ち
の親睦の場となっている。
社会保険大学校は10年前の94年に東京・世田谷から移転し、土地代39億円、建
設
費67億円の総額106億円をかけて建てられた。建設費はすべて税金だが、100
億円
以上かけて慰安旅行用のホテルまでつくられてはたまったものではない。
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(3) ゴルフボール1個まで年金のカネ
社会保険大学校には毎年、巨額の年金のカネが注ぎ込まれている。
同校には校長以下、19人の専従職員がいる。いずれも社会保険庁の年金官僚だ。
運営費に年間3億5713万円(04年度予算)もかかるが、そのほとんどが厚生年
金
と国民年金の保険料でまかなわれている。
最も多いのが研修にやってくる職員たちの旅費、つまり慰安旅行の交通費の約2億
4000万円。教材費(研修費)9700万円、体育教師など外部講師への謝礼が2
280
万円などとなっている。
研修生(職員)には給料の他に1日2000円の手当がつくが、それも国民の年金保
険
料から支払われる。3か月間の総合実務研修を受ければ手当は約18万円になり、
ゴルフのプレー代にすれば10回分ほどになる仕組みだ。研修期間中、ほぼ毎週、
ゴルフ場に行くことができる手当となっている。これこそ年金丸抱えのゴルフ旅行で
はないか。
教材費の中身を知ってもっと驚いた。秘密のゴルフ練習場のボールはもちろん、なん
とゴルフクラブの購入費まで年金のカネが流用されていた。ゴルフ場のネットの補修
や体育館、グラウンド、テニスコートのメンテナンス費用も、もちろん年金のカネ
だ。
ちなみに、社会保険大学校の年間研修者数は2900人(03年度)。そのうち3か
月の
長期研修は85人で、3週間研修は450人、大半は1週間以内の研修だった。同大
学
校を300室のホテルと考えると、客室稼働率は3割程度しかない。実はガラガラな
の
だ。建設当時は稼働率80%を目標に計画していたから、明らかな年金の無駄遣い
である。
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(4) 社会保険庁の情報操作
厚労省が年金資金でつくった職員専用の福利厚生施設は他にもある。東京・杉並区
の『社会保険業務センター』がそうだ。
国民の年金履歴や受給額計算のデータを管理する電算機センターが置かれており、
大臣の未加入・未納問題が発覚して以来、与野党の国会議員からここに、“私には
未納はないか”という問い合わせが殺到した。
ある野党議員が自分の年金歴を照会すると、応対したセンター職員は検索に必要な
基礎年金番号も確認しないで、
「先生は大丈夫ですよ。未納はありません」
そう即答した。明らかに事前に知っていた。不自然に感じたその議員が、
「事前に調べてたな」
――と突っ込むと、職員は大いに慌てた。
「決してそんなことはございません。個人情報漏洩になります」
全国会議員の年金データはすべてこのセンターのコンピュータに収められており、ま
だ
未納を公表していない自民党の議員たちに無言の圧力を加えているといっていい。小
泉
首相の国民年金未加入疑惑と厚生年金違法加入疑惑を追及したゴールデンウィークの
直後、全国の社会保険事務所の端末から小泉首相のデータへのアクセスが一時制限さ
れたが、そうした情報管理の心臓部でもある。
社会保険業務センターの施設は96年から5年をかけて建設され、00年に完成し
た。総
工費160億円は国費ではなく、そのうちなんと112億円が厚生年金と国民年金の
保険料
から流用された。現在も毎年3億5000万円もの運営維持費が年金などでまかなわ
れて
いる。
同センターで年金情報を扱う職員は約600人。敷地にはテニスコートとバスケット
コートが
あり、その整備費1552万円もちゃっかり年金保険料を流用していた。
地上4階建ての建物の内部には例によってトレーニングルームや卓球場まであるが、
それ
らの整備費用に年金のカネをいくら使ったかは「わからない」という。
社会保険庁の職員は国家公務員共済に加入しており、厚生年金や国民年金の保険料は
1円も払っていない。職員の福利厚生施設は公務員共済の資金でつくるべきであり、
内部
通達ひとつで国民の年金をテニスコートだ、バスケットだと右から左に使われては我
慢に
も限界がある。
ところが、小泉首相はサラリーマンの年金受給額を2割カットし保険料を1.3倍に
引き上げ
る年金法を強引に成立させながら、年金官僚たちの流用を禁止する措置は何も講じて
い
ない。厚労省、社会保険庁はグリーンピアなど赤字の年金福祉施設を5年以内をめど
に
すべて廃止し、売却する方針を打ち出しているが、たとえ実現しても年金財政の損失
が
確定するだけだ。
自民党内で政府の年金法に批判的だった『真の年金改革を進める会』の若手議員が
本音を明かした。
「われわれも年金無駄遣いの調査チームをつくって役人の年金流用問題の実態調査に
取り
かかろうとした。ところが、その矢先に与野党議員の年金未納が次々に発覚したた
め、対応
に追われて何もできなかった。
役人たちのやり方は巧妙だ。自民党にはまだ大物未納議員
がゾロゾロいるが、公表はしない方針を決めている。そのことがかえって厚労省に弱
味を見
せることになり、小泉首相も執行部も流用をやめさせるといえなくなった」
何のことはない。年金改悪の舞台裏では、小泉首相や与野党が今後も役人の年金流用
を
黙認するかわりに、社会保険庁は小泉首相の違法加入疑惑や自民党議員の年金未納に
フタをするという政官談合をしていたのである。
http://www.jca.apc.org/wsf_support/messages/2206.html
■「内閣情報調査室」の怖さ
小泉首相の年金未納・訪朝の陰で暗躍した
http://www.ultracyzo.com/newssource/0407/02.html