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日曜の読売新聞ご覧になりましたか、皆さん。
フジモリ元大統領をヒーローにしようと必死な国際面でのプロパガンダや、あるいは憲法改正の扇動に取り組んでおられる政治面だけでなく、この右翼のアジビラにはもっとみるべきところがあるのです。
そのもっとも注目すべき記事とは、紙面一面を使って書かれた怪しすぎる原発賛美記事です。石油高騰と電力自由化見直しから米国で原子力発電の良さが見直されている。日本も米国に習えという内容でございました。
いかに読売と言えど、新聞紙の一面使っての原子力賛美はなかなかお目にかかれるものではありません。これほど原子力業界と読売新聞の癒着体質が現れた記事は逆にすがすがしいですね、お手元にお持ちの方はぜひ切りぬきして保存される事をお勧めします。
http://www.asyura2.com/0306/idletalk2/msg/1063.html
・・・中曽根氏が閨閥をくんだ鹿島(建設)が、日本の原発の3分2を建設してきたという事実もですね。
原発反対派は、国や電力会社に「科学」と「生活」の話をしているのに、相手方は裏で「利権」の話をしているということなのです。これでは、いつまで経っても、決着がつくことはありません。
「地震」に関しても『地震学会』なんていうところは、ゼネコンの影響下にあり、やはり「科学の話」にはなりません。(そもそも、日本は原発に批判的な学者は教授になることもむずかしいというような状況があるようです)
それで、六ヶ所村の核燃料サイクルの敷地の二つの断層が、役所が作る地図か
らは忽然と消えてしまうということになります。
僕は正力氏を初代の原子力委員会委員長に選んだのはアメリカの采配ではないかと考えています。原子力には、カレン・シルクウッド事件(こちらを参考にし
て下さい。)に見られるような側面があり、いざという時の『鉄のカーテン』(これをご存知のかたは、かなりの巨人軍ファン?)を必要とする産業でもあると思われるからです。それにもっとも相応しかったのが、内務官僚だった正力氏ではなかったでしょうか。
http://www.asyura2.com/0505/war71/msg/949.html
・・・ニューヨーク・タイムズの記事は、「、、、、、元CIA工作員(複数)の言によると、この他に、戦後の早い時期にCIAの恩恵を受けた人物として挙げられるは、強力な読売新聞の社主であり、一時期は日本テレビ放送網社長、第2次岸内閣の原子力委員会議長、科学技術庁長官となったマツテロ・ショーリキである」とあって、その後に訂正記事のエピソードを含むとはいえ、元CIA工作員の発言は否定されていない。
正力と中曽根が田中清玄や児玉誉士夫などの利権右翼と結び、CIAコネクションの中で日本の政治に対して、エージェントとして動いていた姿が見え、正力の人脈が占領軍のG2(参謀第2部)に密着し、ウィロビー部長との結びついた意味が納得できる。
原子力施設の工事で最右翼といわれ、中曽根と姻戚関係を持つ鹿島建設の繋がりが、闇の中から浮かび上がってくるのである≫(『平成幕末のダイアグノシス』藤原肇著)