★阿修羅♪ > マスコミ批評2 > 278.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
社説:西村議員逮捕 民主党はタガを締め直せ
民主党衆院議員の西村真悟容疑者(近畿比例ブロック)が弁護士法違反容疑で逮捕された。
現職国会議員の逮捕は、強制わいせつ容疑で逮捕された自民党衆院議員に続き、今年に入って2人目だ。国民はまたかとあきれている。
西村議員は既に同法違反容疑で逮捕されている自分の法律事務所を仕切っていた男に弁護士名義を貸して、交通事故の示談交渉をさせた疑いがもたれている。
男は「衆院議員 弁護士 西村真悟法律事務所 所長」などの名刺を使い、独断で示談や保険金の増額交渉をしていた。依頼者に「慰謝料が取れる」と不要な手術を勧めたり、法外な報酬を要求していたという。
男はかつて右翼団体に所属し、西村議員を支援していた。
西村議員はそんな「示談屋」の活動に名義を使わせるだけで、6年間に数千万円の報酬を得ていたとみられる。まさにぬれ手で粟(あわ)の恥ずべきことだ。
非弁護士と提携する弁護士の存在は、実は大きな問題になっている。多重債務にかかわる事例が主で、弁護士会から懲戒処分を受ける件数も増加傾向にある。
弁護士法第1条は弁護士の使命を「基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること」と規定している。その弁護士が違法な非弁護士活動に積極的に加担することは、弁護士の使命を安易に売り渡す自殺行為である。
1級建築士が建物の構造計算書を偽造したのと同様に、社会がその資格に期待する職業倫理を裏切ったものだ。
高い識見と順法精神が求められる国会議員としてもふさわしくないのは言うまでもない。
西村議員は「民族主義者」を自任し、タカ派的言動を繰り返してきた。新進党時代の97年、日本、中国、台湾で領有権が問題になっている尖閣諸島に上陸した。
自由党員だった99年には、日本の核武装を主張した発言で防衛政務次官を更迭されている。当時、民主党代表だった鳩山由紀夫・現幹事長は小渕恵三首相の人事責任を追及した。
民主党は直ちに西村議員の除籍処分と自発的な議員辞職を求めることを決めた。ただ「異分子」のしっぽ切りで事足れりと思っているのでは勘違いも甚だしい。
先の衆院選後、民主党では不祥事が相次いでいる。小林憲司前衆院議員(愛知7区)が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。さらに計屋圭宏(はかりやけいこう)前衆院議員(神奈川10区)が私設秘書に指示して運動員を買収した公選法違反容疑で逮捕されている。
政権の腐敗をチェックする役割を担う野党第1党がこの体たらくでは情けない限りだ。個人の事件では済まされないタガの緩みがあるとしか言いようがない。
選挙で当選しそうだという理由だけでやみくもに公認してきたつけが回ってきたのではないか。民主党はこの際、公認に際しての審査のあり方、党員の規律も含めて総点検すべきである。
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20051129k0000m070140000c.html
そのくせ公明党・創価学会には激甘なのに偉そうに説教をする資格があるとは思えないがね。
>個人の事件では済まされないタガの緩みがあるとしか言いようがない。
今年に入ってから起こってる一連のマスコミの不祥事にも同じことが言えるわけだが。。