★阿修羅♪ > マスコミ批評2 > 255.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://news.tbs.co.jp/20051123/headline/tbs_headline3166804.html
インターネット先進国、米メディアの現状
マスメディアとインターネットのあり方について考えます。今、様々なメディアや情報に対する信頼がゆらぐ中、「ブログ」と呼ばれる個人の情報発信が始まっています。インターネット先進国アメリカのメディアの状況はどうなのか。ニューヨーク支局からの報告です。
アメリカ「ABCテレビ」の硬派なニュース番組として知られる「ナイトライン」。キャスター、テッド・コッペル氏は25年務めた番組を去る日、「娯楽番組にとって代わられないよう、このニュース番組を支えてほしい」という言葉を残しました。
コッペル氏は、ニュースの渦中にいる人物に鋭い質問で迫るキャスターでした。去年4月には特別番組で、イラク戦争で死んだアメリカ兵全員の顔写真と名前を紹介し、大きな議論を巻き起こした番組「ナイトライン」。アメリカ3大ネットワークが夜、全米に向けて放送するニュース番組は「ナイトライン」しかありません。
「コメディーを流す方が儲かるからでしょう。日本も同じだと思いますが、テレビ局は企業であり、ビジネスです。お金を儲けたいと思うし、儲からない番組は放送しないものです」(ニュースキャスター テッド・コッペル氏)
実は「ナイトライン」も、番組存続の危機に立たされたことがあります。ディズニーの傘下にあるABCは、3年前「ナイトライン」を打ち切って、トークショーを始めようとしました。ところが、良質なニュース番組を残すべきだという世論が高まり、結局「ナイトライン」は生き残りました。
「皆さん、勇気を持ち続けて下さい。CBSイヴニングニュース、ダン・ラザーがお伝えしました」(2005年3月CBS『イヴニングニュース』ダン・ラザー氏最後の放送)
アメリカではニュース番組の顔が、この1年で一斉に変わりました。コッペル氏だけではなく、3大ネットワークの夕方ニュースのキャスターたちが揃って20年以上のキャリアにピリオドを打ちました。
一方で勢いづいているのがインターネット上で意見や情報を発信する「ブログ」です。今、アメリカで爆発的に広がり、800万以上存在すると言われています。「ブログ」の一部は大手メディアへの批判を強め、影響力も発揮しています。CBSテレビのブッシュ大統領軍歴報道の誤りを指摘し、キャスターのダン・ラザー氏を降板に追い込んだほか、CNNのニュース部門の最高責任者を辞任に追い込みました。
テッド・コッペル氏も参加したシンポジウムでは、こんなやり取りも聞かれました。
「今この国で我々が見ているのは反乱です。保守系のFOXテレビ、ブログが勢いづいているのは既存の大手メディアが傲慢でリベラルだと思われていて、それに対しての反乱が起きているのです」(CNN政治アナリスト ジェフ・グリーンフィールド氏)
「これまで視聴者は、我々キャスターがどんな人物かそのバックグラウンドを知っていました。ブログ上で誰もが情報を発信できる新しい時代には、従来よりもはるかに多くの情報を得られるでしょうが、その情報を発信している人たちがどんなバックグラウンドを持つ人物かは必ずしも分からないのです」(ニュースキャスター テッド・コッペル氏)
新聞の世界でも、紙からネットへのシフトが起きています。発行部数が減り続け、代わりにインターネットサイトへのアクセス数が伸びています。メディアがこうして変化する中でも、テレビニュースや新聞に対して、「信頼している」と答える人の方が多いのです。
「私は真面目なニュース番組が、一日に1つか2つ存在することは健全な民主主義のために必要なことだと思っています。もし、すべての新聞が低次元なものしか扱わなくなったとしたら、もし、すべてのテレビニュースが視聴者の見たいものしか流さなくなったとしたら、民主主義が衰退してしまいます。なぜなら人々に正しい情報が伝わらなくなるからです」(ニュースキャスター テッド・コッペル氏)
テッド・コッペル氏を始め有名キャスターたちの言葉はしばしば神の声に例えられました。それは言葉を変えますと、テレビが享受してきた影響力の大きさということでもあります。今後伝統的なジャーナリズムはどんな役割を果たすのでしょうか。新しい時代は既に始まっています。(23日22:40)
「私は真面目なニュース番組が、一日に1つか2つ存在することは健全な民主主義のために必
要なことだと思っています。もし、すべての新聞が低次元なものしか扱わなくなったとした
ら、もし、すべてのテレビニュースが視聴者の見たいものしか流さなくなったとしたら、民主主義が衰退してしまいます。なぜなら人々に正しい情報が伝わらなくなるからです」
日本のマスコミ連中に聞かせてやりたい言葉ですな。
特に田原お前にな。