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http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/9798b168b04847688f5f83d43af3314c
NHK記者の放火事件で,8日,滋賀県警が県警記者室と大津署の記者室を捜索したという。(読売)この件については,事前に県警記者クラブ側に申し入れがあったが,【クラブ側は8日、県警に対し捜索への立ち会いと、捜索自体の取材を妨げないよう申し入れた。】だけで唯々諾々と捜索は受け入れたという(京都)。
同紙によると,【県警記者室は、県警記者クラブに所属するNHKなどテレビ局3社と新聞社6社、通信社2社が加盟している。加盟社ごとの仕切りはなく、ソファーやコピー機などは共有している】といい,【捜索対象となるのは、NHKの常駐記者が使用している机とロッカー】だという。
取材を妨害するなと言っては見たが,【県警側は冒頭の5分間だけ撮影を認めた。】ということのようだ(道新)。
警察担当の机を捜索するっていうことは,そこに警察の協力者などの氏名が書かれている資料がありうるということだ。それは非常に重大な問題であり,今後の取材に多大な支障を来す。
今回の事件で,記者クラブまで捜索する必要があったのか,というとそうは思えない。
なぜ,記者クラブは,断固反対の声明を出さなかったのか?NHKも,何故,捜索目的物を県警から聞き,NHKの職員がチェックしたうえで,それに該当するものがあれば出すという姿勢をとれなかったのか?
もちろん,今のメディアに対する世論からすれば,反感を買うような決断は困難であり,記者クラブ,NHKの対応は当然かも知れない。
しかし,そのような世論を生成したことで得をしているのは,ほくそ笑んでいるのは誰だろうか?少なくとも国民自身ではないことは確かだ。
メディア批判をする際には,ここを考えてほしい。