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NHK番組改編問題や取材テ―プ漏洩疑惑をめぐり対立≠ェ続く自民党と朝日新聞。目下、自民は朝日に対し、会見以外の取材拒否を続けているが、こんなばかげた取材対応マニュアル≠ワで所属議員に配っていた。最近、武部幹事長が出した「朝日新聞社からの取材の際の注意について」との通知文には、こう書かれている。
<今後、朝日新聞社からの取材に対しては、秘密録音されることがあることも充分考慮した上で取材の対応を考えられるよう注意申し上げます>
ご丁寧にも、わざわざアンダ―ラインを付けて強調していた。
「こうした執行部の態度には内部からも異論が出ています。だいたい、取材時の注意点など各議員の見識や判断に委ねるべきで、執行部に口を挟まれる筋合いはない。自民党議員を子ども扱いしていますよ」(自民党議員)
朝日も当然、抗議すべきだろうが、「弊社の考えについて、十分な理解が得られず残念です」(朝日広報部)と答えるのみだった。
日刊ゲンダイ 2005 10 22