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(回答先: B型肝炎訴訟/『国に責任』賠償命令(東京新聞) 投稿者 gataro 日時 2006 年 6 月 17 日 10:33:55)
2006年6月17日(土)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-17/2006061701_02_0.html
集団予防接種が原因でB型肝炎に感染したとして、札幌市の患者ら五人(うち一人死亡)が、国に計五千七百五十万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が十六日、最高裁第二小法廷(中川了滋裁判長)であり、原告の訴えを認め、国に計二千七百五十万円(一人あたり五百五十万円)の支払いを命じました。
最高裁が集団予防接種における肝炎ウイルス感染について、「予防接種のほかに感染原因となる具体的事実はない」として国の責任を認めた画期的な判断を示しました。
二人の原告について、「損害賠償請求権が消滅する二十年の除斥期間が経過している」として請求を棄却した高裁判決を破棄。争点の除斥期間のスタート時点について、一定の潜伏期間の後に症状が現れる場合、実際に発病して損害が現れたときと判断し、二人の訴えを認めました。原告側の全面勝訴が確定しました。
原告団長の木村伸一さん(41)は「原告はわずかに五人ですが、今日の勝利はすべての肝炎被害者の救済に大きな力となります。提訴から十七年と長かったが、支えてくれた人たちに感謝したい」と喜びを語りました。
原告団・同弁護団、肝炎訴訟を支える会は同日、「判決を厳粛にうけとめ全国のウイルス性肝炎患者・感染者に謝罪するとともに、すみやかに全肝炎患者の救済のための総合対策を取ることを求める」との共同声明を発表しました。
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B型肝炎
ウイルス性肝炎の一種で、肝臓に炎症が起き、食欲の低下、吐き気、全身の倦怠(けんたい)感などが症状として現れます。感染者の血液、体液との接触や、出産時に母子間で感染します。ウイルス感染から長期の潜伏期間を経て発症する慢性肝炎は、肝硬変や肝がんになるケースもあります。未発症者も含めた感染者は百二十万人から百四十万人とされます。
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