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□アルツハイマー病の原因に新説＝今夏にも第3相試験へ [ライブドア・ニュース]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1912170/detail?rd
アルツハイマー病の原因に新説＝今夏にも第3相試験へ
【ライブドア・ニュース 05月02日】− AP通信によると、先週、世界的学術出版社エルゼビア（Elsevier）が発行する医学誌アルツハイマーズ＆ディメンシアに、認知症を引き起こすアルツハイマー病の1つの原因が糖尿病と関連しているとする論文が発表された。アルツハイマー研究の権威、英製薬大手グラクソ・スミスクラインのアレン・ローゼス博士によると、すでに予備試験では、ある種のアルツハイマー病患者への糖尿病薬の効果が見られており、今年の夏にも、グラクソの糖尿病薬「アバンディア」をアルツハイマー病患者に投薬する第3相試験が実施される見通しだ。
アレン博士は、脳の神経細胞のミトコンドリア代謝が阻害され、その結果、神経細胞に必要なブドウ糖が不足し、ベータアミロイドと呼ばれる異常なタンパク質が沈着するなど、神経細胞の破壊につながるとの仮説を立て、この神経細胞の変化が糖尿病の病変に類似していると指摘している。
511人のアルツハイマー病患者を対象とした予備試験では、「アバンディア」を服用した患者には認知能力の改善が見られたという。ただし、これらの患者は、最も重要な危険因子である「apoe4」 という遺伝子を持たない患者だった。
ただ、アレン博士は、効果が実証されるまでは、アルツハイマー病の治療に「アバンディア」を使用しないよう警告を発した。また、仮に試験が成功したとしても、おそらくアルツハイマー病の発症を遅らせる効果しか見込めないとしたが、ともかくも「有望な実験が進められている」と語った。【了】
ライブドア・ニュース 城塚愛也記者
（記者ブログ：http://blog.livedoor.jp/acowslip/）
（参照：http://blog.livedoor.jp/emasutani/）
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2006年05月02日23時15分
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