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□[臓器]左右差形成の仕組み解明 再生医療に応用も|毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1828743/detail?rd
[臓器]左右差形成の仕組み解明 再生医療に応用も
ショウジョウバエの消化管の形に左右差を生み出すたんぱく質を、東京理科大基礎工学部の松野健治教授(発生生物学)が見つけた。同様のたんぱく質は脊椎(せきつい)動物も持っており、人間の臓器再生に応用できる可能性があるという。6日付の英科学誌「ネイチャー」で発表した。
ヒトの胃や大腸が左右非対称な形になっているように、無脊椎動物のショウジョウバエの内臓の形にも左右差がある。
松野教授は内臓の形が通常とは左右反転している突然変異のショウジョウバエを調べ、特定のたんぱく質「ミオシン1D」を作る遺伝子が欠けていることを突き止めた。この遺伝子を壊したショウジョウバエでは、消化管の左右の形が逆転することも確認した。
また、IDに似たたんぱく質「ミオシンIC」が大量合成されるよう操作したショウジョウバエでも、消化管の左右が反転することが分かった。
ショウジョウバエの消化管は、細胞分裂の過程で形成された原形が変形して非対称になる。
ミオシンは、細胞内で繊維状に集まるたんぱく質「アクチン」に沿って特定の1方向に動くことが知られている。アクチンと2種類のミオシンの相互作用が、消化管変形の際に起きる細胞の移動に、左右の偏りを生むらしい。
松野教授は「人間などにも共通する仕組みと考えられ、左右非対称の臓器を再生する方法の開発にもつながる」と話している。【須田桃子】
2006年04月06日11時07分
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