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□[産婦人科医]志望4割減 不規則勤務、訴訟リスク…/毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1796555/detail?rd
[産婦人科医]志望4割減 不規則勤務、訴訟リスク…
04年度に必修化された2年間の臨床研修制度を終えて4月から大学で産婦人科を専門に選ぶ若手医師は、制度発足前に比べ4割も減ることが日本産科婦人科学会(日産婦、武谷雄二理事長)の調査で分かった。勤務条件の悪さや出産トラブルによる訴訟が多いことが敬遠材料になっている。福島県立大野病院で起きた帝王切開手術中の死亡事故で、産婦人科医が業務上過失致死などの罪に問われ、学会内には「さらに希望者が減る」との懸念もある。
調査は今年1〜2月に全国81大学の産婦人科医局を対象に実施した。研修を終え、4月以降に医局に入る医師数やその減少の理由を聞いた。
81大学の産婦人科医局に入局する医師は合計で210〜212人と推計された。臨床研修制度の発足前の年間約350人に比べ4割減だった。
特に、北海道や東北、信越地区と九州の大学で減少が目立った。
志望者が減った理由について16大学は「臨床研修制度でほかの診療科を経験し、負担の多い診療科を敬遠するようになったため」と回答。夜間や休日の出勤が多いなど勤務条件の悪さや訴訟のリスクが高いことを挙げる回答も目立った。
「(勤務条件のいい)麻酔科や皮膚科、形成外科に人気が集中し、志望者の1人が麻酔科に変わった」(信州大)や「入局を勧めたが、(勤務がきついと)拒否された」(山口大)など、リクルートの難しさを指摘する意見も寄せられた。
北村聖・東京大教授(医学教育学)は「臨床研修の必修化から2年が経過し、人気のある診療科と不人気な診療科がはっきりしてきた。産婦人科の医師不足は恒常化するだろう。特に地方は不足が深刻になり、お産できる病院が限られてしまう」と話す。【山本建】
■ことば(臨床研修) 一般的な病気を幅広く診察できる医師を養成するため導入された。医師免許を取得したばかりの医師(年間約8000人)が2年間かけ内科や外科、産婦人科、麻酔科、救急医療など各診療科を経験する。それまでは新人医師のほとんどが、大学の一つの診療科(医局)に所属していた。臨床研修制度では研修先の病院を自由に選ぶことができる。
2006年03月23日15時30分
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