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(回答先: 抗 議 文 茨城県産婦人科医会 《 加藤医師への全面的な支援を表明 》 投稿者 どっちだ 日時 2006 年 3 月 13 日 21:51:44)
出産で亡くなられた方とご遺族の方には謹んでおくやみを申し上げます。
この事件の詳細はまだ読んでないし、専門も違うのですが、察するに、かなり難しいケースであったのだろうと思います。
「過失」があったのかどうかは別にして、地域の中核病院と思われる県立病院に産婦人科の医師がたった一人とは、、、！財政や財界優先の医療「改革」がついにここまで来たか！という思いです。それに、マスコミの論調も医師の過失ときめつけ、医療行政がそれで良かったのかという意見もあまり聞かれません。「逮捕」とは！？
更に高次医療機関（一般論では大学病院など）に紹介すべきだったのか？どうだったのか？ただ、最近は大学病院ですら独立採算性にさせられている。
まず、その医師は疲れすぎてはいなかっただろうか？トラック運転手だって、超過勤務させた会社は罰せられます。
その手術時に、同時に困難な患者の診療にあたってなかったか？こんな事は一切報じられませんが、一人の医者で重傷者２−３人抱えればミスも起きやすいものです。
輸血のストックは十分な量確保できていたか？最近各地で献血が減っている様です。
看護スタッフ・麻酔科医を含め、十分なマンパワーと熟練が確保できていたか？診療報酬が減ってきているので、どこでも医療スタッフのリストラ・若年者化・非常勤化が進んでいると思う。
そのあたりが心配です。
あと、今回のは、同業者がこぞって加藤医師を弁護している。医学的にこのケースで逮捕では重すぎると考えられるからだ。１０年間名医でやってきても、一人でも「失敗？」すれば人生が狂わされる。名医ならば患者も増えるからミスも出やすくなる。ならば、適当な人数だけミスをしない様に診てる方がいい事になる。数年前までは指導的立場の医師が大勢の部下を使えたが、最近少なくなってきている様だ。
こういう事件が起きると、ハイリスクな患者は診たくなくなる。ハイリスクな患者にハイリスクな治療はつきものだが、訴えられたり、逮捕されるくらいなら、上位医療機関に送った方がいい。多少収入減になっても安定の方がいい。
よく効くくすりというのは副作用も強い事が多い。だが、適当な効き目で副作用のない薬を使いたくなる。その方が通院回数も増え、医療報酬も多かったりする。
事なかれ医療、君子危うきに近づかず
こういう事例で不当と思われる扱いを受ける事が増えれば、医師側も自己保身に走らざるを得ないだろう。
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