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(回答先: [産婦人科医]大学から派遣の病院、14%が医師1人/毎日新聞 投稿者 white 日時 2006 年 3 月 12 日 09:13:14)
http://osaka-hk.org/
http://osaka-hk.org/cgi/topics/s_news.cgi?action=show_detail&txtnumber=log&mynum=150
協会が福島県立大野病院の産婦人科医師の逮捕に抗議
協会が福島県立大野病院の産婦人科医師の逮捕に抗議
☆保険医協会は、福島県立大野病院産婦人科医師逮捕に関し、3月9日の理事会で下記の「抗議声明」を採択し、マスコミ等に送付致しました。
《理事会抗議声明》
福島県立大野病院の産婦人科医師の逮捕に抗議する
■まず、はじめに今回の産科手術で亡くなられた患者さま並びにご遺族の方々には心からお悔やみ申し上げます。
■平成18年2月18日に福島県立大野病院の産婦人科医師が業務上過失致死と医師法違反容疑で逮捕されました。我々大阪府保険医協会は、検察および福島県警の不当逮捕に強く抗議するとともに、直ちに産婦人科医師を釈放することを求めます。
■大阪府保険医協会では30年前より産婦人科医療の問題点を列挙し、社会保障を充実させるべき責任を負っている政府が早急に改善すべきであると指摘してきました。
■地域医療を担ってきた医師個人の崇高な精神に甘え、産科医療を軽視した福島県、また行政改革の名で推し進められている政府の財政優先の国民医療軽視政策が招いた不幸な結果であると考えています。
■今回の問題も、個々の産婦人科医師の事例として矮小化することは許されません。
■ いつ何時、危機的に急変するかもしれない産婦人科医療の特殊性を何ら配慮することもなく、産婦人科医師を24時間休まる暇もない1人医長という過酷な環境のまま放置し、不可避であったかもしれない今回の医療事故における最悪の結末を迎えたとたん、医師個人の責任に転嫁する姑息な福島県および県立病院の姿勢にも強く抗議します。
■医師としてリスクを最小限にする努力遂行の義務は当然のことですが、医療上行われた行為は、結果責任を犯罪として問われる類のものではないことは世界的にみても当然のことです。
■ 現在、産科医療で蔓延している結果責任の追及の風潮により、産婦人科医師の減少、産婦人科の閉鎖、分娩施設の減少、それによる労働環境の悪化、一層の産婦人科医師の減少という悪循環が現実に起こっています。また、他の診療科においても同様の事態が波及する危険性が高く、医学的根拠に基づかず結果責任だけを犯罪行為として裁けば、萎縮した医療が蔓延して国民医療は後退することは明らかです。
■我々はあらためて、刑事事件として扱われた今回の不当逮捕に対して強く抗議するとともに、産婦人科医師の一日も早い釈放と、荒廃しつつある医療の改善に向けての全面的な支援を表明いたします。
2006年3月9日
大阪府保険医協会第11回理事会
Date: 2006/03/10
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