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http://www.excite.co.jp/News/odd/00081141357082.html
[シカゴ 28日 ロイター] ココアをたくさん飲む男性は、まったく飲まない男性と比較して、病気で死ぬリスクが50%も低いことを、オランダ人の研究者グループが明らかにした。
ココアには血圧を低下させる効果があることが知られていたが、これまでの研究では、長期的には、心臓病の予防にはならないと見られてきた。ココアには脂肪、糖分が多く含まれ、高カロリーだからだ。
内科の専門誌『Archives of Internal Medicine』に掲載された新しい研究結果によると、病気による死亡のリスクを減らしている要因は、血圧低下作用ではないという。また、致死的な心臓病にかかるケースが少ないせいでもない。
重要なのは、ココアに含まれる酸化防止物質とフラバノールで、これらが血管内部を覆う細胞の機能を高め、心臓発作、癌、肺の病気の原因となるコレステロールなどの化学物質によるリスクを減らしているという。
フラバノールは、野菜、緑茶、赤ワインに含まれるフラボノイドの仲間だ。
調査はオランダ・ジュトフェン在住の65歳から84歳までの高齢男性470人を対象に1985年から2000年の15年間、実施された。その結果、314人が亡くなり、ココアを多く摂取する男性の死亡率は、そうでない男性の半分であることが明らかになった。
研究グループは、健康にココアが及ぼす影響をもっと広範囲に調べる必要があるとしている。
[日本語訳:ラプター]
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