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(回答先: アガリクス製品販売中止 厚労省要請でキリン子会社 『発がん促す作用』 [東京新聞] 投稿者 white 日時 2006 年 2 月 14 日 18:02:37)
「アガリクス発がん説」 を流したマスコミ報道のあり方
http://www.rondan.co.jp/html/mail/index.html
(平成18年02月24日)
投稿者: 不明
2月14日に厚生労働省食品安全委員会から発表されたアガリクスに 「発がん性プロモーション作用」 があるという報道は、アガリクス飲用者に大変大きな衝撃をもたらしました。
アガリクスが日本に上陸してから20数年経過しますが、このような実験報告は初めてのことであります。 この発表の余りに大きな反響に厚生労働省は 「風評被害が生じることのないように正確な情報による理解をお願いします」 という異例の呼びかけをしました。
何故、これほど大きな騒ぎになったのかといえば、アガリクスそのものがあたかも 「発がん性プロモーション作用」 があるかのような誤解を与えるような発表の仕方にそもそも大きな問題がありました。
今回の厚生労働省のマウスによる発がん性試験は製法の異なるアガリクスの三商品、キリンウエルフーズ社の 「キリン細胞壁破砕アガリクス」 と潟Tンドリーの 「仙生露顆粒ゴールド」、潟Tンヘルスの 「アガリクスK2ABPC顆粒」 の三社の製品が選ばれサンプルとして使われました。
その結果、キリンウエルスフード社の 「キリン細胞壁破砕アガリクス」 のみに 「発がん性プロモーション作用」 が認められ、その他の商品は全ての試験において陰性という結果になりました。
ところがここに大きな問題がありました。 厚生労働省食品安全委員会の発表には、この試験に関する詳細な報告がなされないで、「アガリクスを含む」 製品という表現が 「アガリクスそのもの」 に問題があるかのような大きな誤解を生む結果となりました。
厚生労働省が試験経過として明らかにしなければならないことは、まず、
第一に発がん促進イニシエーター (発がん物質) を与えたうち、いったい何%のマウスにがんの促進が認められたのか、
第二にアガリクスの生産現場、製造過程のチェックは行われているのか、
第三にアガリクスの収穫地の土壌汚染の調査、収穫後の保管、乾燥、流通の過程において原材料が汚染される可能性についての調査がされているのか、
第四に製造過程の中で発がん物質が混入する機会はないのかなどについて調査する必要がありますが、残念ながらそれらについては全く触れられていません。
今回、実験に供された 「仙生露顆粒ゴールド」、「アガリクスK2ABPC顆粒」 の二製品は熱水抽出製法によるもので、発がん促進が認められないばかりか、発がんを抑制した結果が現れたということでした。
以上のような経過を見るかぎりにおいてキリンウエルフーズ社の 「キリン細胞壁破砕アガリクス」 に関しては以前から健康被害が報告されており、アガリクスそのものについての問題ではなく、むしろキリンウエルフーズ社製品固有の問題ではないかという疑いがあります。
今回、発がん性プロモーションが認められなかった二社のアガリクスは日本で栽培されたものであり、キリンウエルスフード社のアガリクスは中国産を使用し、日本において粉砕加工したものです。
これまで中国産のアガリクスについては土壌の重金属や有害物質、農薬、化学肥料などの影響を強く受けているという指摘がされてきました。
中国産アガリクスは栽培技術面での問題ばかりでなく、品質保持の面でも、乾燥技術や保管、流通等の過程でカビの発生などの危険性もあり、中国産アガリクスの基本的な問題点として早くから問題視されてきました。
とりわけキリンウエルスフード社製品はドラッグストアー市場の10%をシェアーしていることから、安いアガリクスを大量に中国から仕入れなければならない必要性があることから、安全性や、品質管理における問題として、今回のような 「発がん性プロモーション作用」 を引き起こす生産、製造過程における危険性があったと認めざるを得ません。
今回のメディア報道にも大きな問題点があることも指摘しておかなければなりません。 それは日本のメディアが往々にして起こしている記者クラブ制度の問題として、役所から流されるブリーフィングに寄りかかり、裏付けの取材を行うことなく役所=厚生労働省の発表のまま報道してしまうことです。
世界中で引用されているアガリクスを一度の会見によって直ちに 「アガリクス発がん説」 として流したマスコミ報道のあり方は、無実の人間がある日突然容疑者とされる誤認報道にも酷似しているように思えます。
発がん性プロモーション作用というキリンウエルスフード社製品の固有な問題をアガリクスそのものへの不信感へと高めてしまった、今回の報道のあり方は極めて大きな問題を孕んでいるといえます。
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