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http://www.excite.co.jp/News/odd/00081138413581.html
[ローマ 25日 ロイター] あなたが住む村が谷間にあり、冬に太陽の光が差し込まず、薄暗いところだとしたら……。どうしますか?
ヴィガネラ村の村長は、「山に鏡を置いて、太陽の光を町の中心部に反射させればいい」と述べ、ピエモンテ州にこのプロジェクトの承認を求めている。
ピエルフランコ・ミダリ村長は、「きっと承認されると思います。次の問題はお金ですね」とコメントした。
ヴィガネラ村は人口わずか70人の小さな村で、谷間に位置するため、『暗闇期間』と呼ばれる毎年11月11日から2月2日まで間、ほとんど日光が当たらない。
ミダリ氏は建築家の友人からアドバイスを受け、太陽を追跡する縦5メートル、横8メートルの鏡を山に設置する計画を練ったという。
計算によると、『暗闇期間』でも最低6時間は日の光を得ることができる、とミダリ氏は言う。また、このプロジェクトの費用は10万ユーロ(約1,420万円)と見積もられている。
「現在、町の中心部は閑散とした状況です。冬の暗闇時期、太陽の光を得ることができるオアシスを作りたいのです。貧乏な我が村に観光客を呼ぶきっかけになると思います」と村長は語る。
「それに、直射日光を浴びる量が減るとうつ病になる、という研究結果もあることですから、ある意味治療に繋がるとも言えます」
最初はこのプロジェクトに懐疑的だった村民たちも、今では全員が計画を熱心に支持しているという。
計画が発表された後、同じ問題を抱えるアメリカやカナダの地方自治体から、ミダリ村長に連絡があったそうだ。
ブレンバーナ谷にある村の村長は、もっと思い切ったプランを発表している。日光を遮る山を約25メートル切り崩してしまう計画だ。
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