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2005.12.26
Web posted at: 15:25 JST
- CNN/AP
ワシントン――AP通信は25日、米国立衛生研究所(NIH)のエイズ研究専門家が、エイズ・ワクチン開発が遅れているのは、製薬会社が意欲的に研究せず政府による開発を待っているからだと証言したと伝えた。NIHによる不当解雇訴訟の証人となった専門家の宣誓証書をAP通信が入手し、伝えている。
NIHエイズ研究局のエドモンド・トラモント局長は今年7月、エイズ・ワクチン開発において民間の製薬会社が積極的に研究競争に参加していないと証言した。証言は、NIH内でセクハラや不当な研究が行われているなどと告発したため解雇されたと訴えた医師の裁判に提出したもの。
「民間がやろうとしないので、(政府の研究機関が)時間と労力をかけて開発を進めなくてはならない」「HIVワクチンはいずれ開発されるだろうが、それをするのは製薬会社ではないはずだ」「自分たちで開発しようという意欲がないので、(製薬会社は)次々と開発競争から脱落している。民間がやらないので、(政府機関が)やらなくてはならない」などとトラモント局長は証言。製薬会社は政府系機関によるワクチン開発に便乗しようとしており、「開発にそれほど投資する必要がないまま、政府が開発したワクチンを製薬会社がどんどん作って売って利益を上げることになるだろう」と批判している。
トラモント氏のこの発言に、米製薬業界の業界団体「米国研究製薬工業協会(PhRMA)」は強く抗議。ジョンソン副会長は「そんなことは全くない。米国の制約研究会社はHIV/エイズ・ワクチンの開発に強い意志をもって取り組んでおり、現在すでに15種類のワクチン候補が開発中だ」「エイズ禍の抑制にワクチン開発は不可欠であり、業界の企業はこの重要な科学分野で成功しなくてはならないのだと重々承知している」と反論している。
一方でトラモント氏はAP通信の取材に電子メールで答え、HIVワクチン開発の進み具合はほかのワクチン開発の歴史に鏡映しだと指摘。民間製薬会社が不熱心なのは「HIVワクチンだけではない。全てのワクチンがそうだ。だからインフルエンザ・ワクチンも不足していたし、現在でも不足している」と書いている。
国連エイズ計画(UNAIDS)のピーター・ピオット事務局長は今年6月、2015年までにエイズ感染の広がりを抑制し、感染者を減少させるという国連総会の目標は非現実的だと発言している。
ワクチン開発のため活動する非営利団体「国際エイズ・ワクチン推進機構(IAVI)」によると、現在19カ国で30種類のワクチン候補が試験中。しかしこの30種類はいずれも同じような仮説をもとに作られたもののため、どれも同じように失敗に終わる危険性があるという。
IAVIによると、米国でエイズ・ワクチン開発に使われる投資額は年間約6億8200万ドル(約790億円)。医薬品の研究開発費全体の1%に満たないという。IAVIは「エイズ・ワクチン開発に積極的に投資したいと、民間企業が思えるような材料が乏しい。研究は困難で、ワクチンを最も必要とする途上国には資金力がないからだ」と説明している。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200512260011.html
『関連』
■エイズ AIDS[2004-2005]
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/aids4.html
■癌・エイズ等難病を治すワクチンは存在していた!- 誘導消失療法(IRT)
http://www.asyura2.com/0505/health10/msg/155.html
■エイズウイルスが自然消滅!?=「奇跡の男」に英国騒然(ロイター/ライブドア・ニュース)
http://www.asyura2.com/0510/health11/msg/103.html
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