★阿修羅♪ > 不安と不健康11 > 187.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
【精神性疾患:休職の公立校教員は過去最多 10年で3倍に】
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20051215k0000m040050000c.html
精神性疾患で04年度に病気休職した公立の小中高校、盲・ろう・養護学校の教員は、前年度から365人増えて3559人となり過去最多を更新したことが、文部科学省の調査で分かった。12年連続の増加で、10年前の94年度(1188人)の3倍に当たる。懲戒処分を受けた教員は1226人で前年度から133人減ったが、4年連続で1000人台となった。免職者総数も204人(懲戒165人、諭旨14人、分限25人)で2年連続で200人を超えた。
調査によると、休職者全体の病気休職者の割合は、96.7%を占める。そのうち精神性疾患の割合は過去最高の56.4%に上った。精神性疾患による休職者の増加傾向について、文科省初等中等教育企画課は「学級崩壊や発達障害の子供の増加などの変化についていけないなどの指摘がある」と言う。
病気休職を含め、心身の故障などで適格性を欠く場合などに行われる分限処分は、前年度から249人増えて6553人。そのうち、免職は指導力不足11人▽適格性欠如10人▽心身の故障4人の計25人(6人増)で過去最多だった。
免職を除く懲戒処分の内訳は、停職180人▽減給294人▽戒告587人。体罰は前年度より30人少ない143人で、免職はなく停職は20人。わいせつ行為やセクシュアル・ハラスメントは14人少ない141人で、免職95人▽停職31人▽減給10人など。諭旨免職の11人や訓告などを合わせると計168人に上った。
【長尾真輔】
◇東京都教職員互助会三楽病院の中島一憲・精神神経科部長の話
生徒指導の困難さや要求が厳しさを増す保護者への対応、変化する教育行政への戸惑いが教員のストレスを生んでいる。休職者が出ると周囲にしわ寄せがいき、新たな休職者を生む負の連鎖が起きている。この悪循環を断ち切るには、自助努力だけでは無理で、保護者の理解や行政による現場支援が必要だ。
毎日新聞 2005年12月14日 19時09分 (最終更新時間 12月14日 20時24分)
▲このページのTOPへ HOME > 不安と不健康11掲示板