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(回答先: なぜアメリカ発タミフルの副作用情報が? と、開発段階の動物実験の記述をみつけた 投稿者 町医者 日時 2005 年 11 月 18 日 23:35:39)
町医者さん、お久しぶりです。貴重なご意見、つねに真摯にうけとめさせていただいているつもりです。
予防は大賛成ですが、「予防」は経済的リスク以外あってはならないもの、「治療」にはそれなりのリスクはあって当然、無論最小限で、とおもっています。
今後もよろしくお願いいたします。
以下、引用
成人病の真実 近藤誠著/文藝春秋
インフルエンザ脳症は薬害だった
この国の医療は駄目なのか/薬好きが子を死の淵に
管理コメント:引用は省略したが、インフルエンザ脳症が大発生するのは日本固有の現象です(日本医療の影響を受けた台湾に少し発生します)。何故か?実は他国でも過去にはあったのですが殆ど姿を消したのです。ところが、日本では例によって原因だと証明されていないからと云う理由で対策が打たれなかったためです(実はほぼ証明されていたし、原因でないという証明はなかったのだから、厚生省の大嘘です)。そして今も、医師の自由裁量を認めるがゆえに、危険と分かっている解熱剤が処方され、脳症は発生を続けている。
何故日本以外では脳症が激減したか?例えばアメリカでは、単純な解熱剤と脳症の関係をもとに(この時点では因果関係が証明されたとは云えない)、アスピリンが(脳症と酷似する)ライ症候群の原因である可能性が高いので、インフルエンザでのアスピリンの使用を控えるよう勧告したのです。そして医師達がアスピリンとは効き方の異なる解熱剤にシフトした結果、脳症が激減しました。
アスピリンが高熱の解熱に良くないと遅ればせながら知った日本では(ここが全く日本の厚生省官僚や医師はどうしようもないアホだとしか云いようのない対応だが)、アスピリンと作用機序の似た、しかももっと強い解熱作用を持つ薬に乗り換えて、さらに劇症の脳症患者を作り続けたのです。
インフルエンザ脳症を解説しているサイトも散見されるが、調べた範囲ではまともなモノはない。例えば
・・・欧米では、なぜインフルエンザ脳症の多発はみられないのか?→インフルエンザ感染に加えて、HLA、人種、薬剤等の要因も考えられ・・・
などであり、ありきたりの古めかしい他責の要因を掲げている。解決法には言及せず仕方のないことだと云わんばかりだ。
こんな医師は早く脳症にでもかかって廃業して欲しい。これら無能(無脳?)医師の廃業が脳症を少なくする特効薬だ!
日本人が薬好きになった責任は医療関係者と国にある。カルテすら患者に見せないような医師と患者の関係を作ったのは紛れもなく医療の側であり、医師には絶対責任を求めない体制を作ったのは医療関係者と国である。そのような関係の中で、医療=薬 と国民に擦り込んだ上で、薬代はタダと言っても良い負担を設定したのだから、国民は薬を欲しがるようになってしまった。
あらゆる薬の中で最も存在価値があり安全だとされるアスピリンですら、使い方次第でこのように命を奪う作用を示す。その他の薬の場合、有益性は減り害作用は増えるのでもっと危なくなる。
「あらゆる病気それぞれに、それに効く薬がある、薬は医療に不可欠なもの」という信仰から早く脱却しないと、この先もっと悲惨な薬害に見舞われることになる・・・「かぜやインフルエンザの発熱は忌むべきもの、熱を下げれば早く治るという誤った常識」だけでも、一刻も早く取っ払わなくてはいけない。”人間は薬なしでも生きていける”との自信を持ちたい
この国の医療は駄目なのか
この薬害事件の根本には、放っておいていい病気にも危険な薬を用いたり、いきなり多数の薬を使うという、わが国特有の(許しがたい)診療慣行があります。そして問題点が具体的に判明しても、専門家や厚生省が積極的に行動せず、逆に隠蔽をはかっているところは薬害エイズ事件そっくりです。彼らは過去の薬害事件からなにを学んだのでしょうか。もうこの国の医療は駄目なのではないか、という絶望に似た気持ちを抱きます。
しかし目を転じれば、薬害など医療問題に真面目に取り組む市民や医療関係者も少なくないので、変革の可能性は残っています。
変革がなるまでの問、発熱に対し薬を使うと、かぜでも急性脳症の危険がある、と覚えておかねばなりません。ふだんから評判を聞いて、薬好きな医者でないかどうか確かめておきましょう。ジクロフェナクやメフェナム酸でなくとも、別の危険な薬を使われてしまう可能性が残るからです。
安全に熱をやりすごすためには、この世に副作用がなくて有効な薬は存在しない、と観念すべきです。比較的安全との定評があるアセトアミノフェンでも、中毒症状を呈することがあり、多用されている英国では、劇症型肝不全の一番の原因になっています。おまけに欧米と比べ、日本での中毒量や致死量は少ないらしい(管理者注:少ない薬で具合が悪くなると言うこと)。その理由として、欧米とは異なり、わが国では他の薬剤との配合剤として使用されることが多く、相互作用により毒性が高まるからだといわれています(「臨床と研究」七二巻六三五頁・一九九五年)。
とすれば、根本的な対策は第一に、安易な薬信仰を捨てることです。そして第二の対策は、熱に対する見方や対処法を変えることです。従来、かぜやインフルエンザの発熱は忌むべきもの、熱を下げれば早く治る、と考えられてきました。しかし実際は逆なのです。ウイルスに感染させて発熱させたウサギでは、メフェナム酸を使ったほうが無使用群に比べ死亡率が高く、ウイルス量が100倍にも増えたという実験結果があります(「J Infect Dis」一五五巻九九一頁・一九八七年)。
人間の子どもを対象にした調査でも、かぜに解熱剤を使うと、治るのが二日程度遅れました(「ちいさいおおきいよわいつよい」六号二一頁・一九九五年)。より厳密な調査として、七八年から七九年にかけてアフガニスタンで行われたくじ引き試験があります。はしかにかかった子200名を二群にわけ、片方にアスピリンを飲ませ、他方には飲ませない、という内容です。結果、アスピリン群のほうが治るまでの日数が長引き(統計的有意差あり)、副作用としての症状も多くでました(「Indian Pediatrics」18巻49頁・1981年)。
論文は、「大衆のあいだで広く信じられている、はしかにかかった子が病気を安全にやり過ごすよう暖かく保って発熱させるのがよい、という言い伝えにほぽ同意できる」と結んでいます。
【補注 このところマスコミで、「はしかで子どもたちが亡くなっている。欧米ではそういうことはない。はしかワクチンの接種率が低いからだ。ワクチン接種を推進しよう」という医者たちの主張が目につきます。しかし(本文から明らかなように)、はしかのような発熟性の感染症で死亡するのは日本の場合、解熱剤などの薬剤が原因である可能性が高い。したがってワクチン接種を叫ぶ前に、きちんと調査して薬害でないことを確かめる必要があります。】
熱はウイルスが産生しているのではありません。ウイルスをやっつけようとして、からだの細胞がサィトカィンなどをだして体温をあげているのです。それなのに解熱剤で体温を下げてしまうと、ウイルスが増殖するので、治るのに余計時間がかかってしまうわけです。そして体温調節機構や免疫系などが未発達の子では、解熱剤に過剰に反応して(おそらくウイルスも大増殖し)、サイトカインが多量に分泌され、脳や肝臓が壌れやすくなるのでしょう。
子どもを守るために
子どもらの安全をはかるためには、保育園や幼稚園、あるいは学校の対応も変えるべきです。多くは、少しでも熱がでた子を受けいれず、親が仕事を休む羽目になると聞きます。そうなると親は、朝だけでも熱を下げておこうと、以前に誰かがもらってきていた薬を使う誘惑にかられます(共働きの場合には特に)。忙しいなかを医療機関にでむいた場合には、なにがなんでも熟を下げてくれることを期待するでしょう。その期待が重荷になって医者は、ジクロフェナクやメフェナム酸を(さっと熱が引く便利な薬として)多用してきた一面もあると思うのです。熱があっても元気であれば、保育園や学校は受けいれる。他の子の親たちはお互い様と許しあう。そのような社会をつくることが、予どもを薬害から守ることになります。
・・・発熱に造詣が深い医者たちが、41度までは(多分、41.5度までも)脳がやられることはない、と語っていることを覚えておいてください。そしていざとなったら、冷たいおしぼりでからだを拭くなど、物理的に体温を下げることを考えましょう。欧米では体温を下げるのに、少しぬる目の風呂に入れるといいますが、解熱剤のような危険はなく、合理的な方法です。
なるべく解熱剤を使わないようにしていても、子どもの体温が39度を超えると、解熱剤を用いる医者が少なくないようです。しかし、ウイルスをやっつけるため必要があってからだが産生している熱なのですから、やっつける必要性の程度(いいかえればウイルスの勢い)と体温とは比例しているはずです。とすると体温が高いほど、解熱剤でいきなり下げたら、ウィルスがはびこりやすくなって危険でしょう。
・・・
【補注 その後、2001年5月30日に、厚生労働省が組織する医薬品等安全対策部会が、「小児のインフルエンザにともなう発熱に対して、メフェナム酸製剤の投与は基本的に行わないことが適当である」という合意事項を発表しました。一歩前進です。ただこの期におよんでも、あいかわらず「厚生労働省では、引き続きインフルエンザ脳炎・脳症の重症化とジクロフェナクトリウム及びその他の解熱剤との因果関係等について調査研究を実施する」と述べています(「医薬品・医療用具等安全性情報」167号2001年6月)。つまり、インフルエンザ脳症の原因が解熱剤であることは認めず、他方で脳症が発生するのを防いでいこう、という本文で述べたシナリオを墨守しているわけです。】
新創傷治療の掲示板から
>1.原則として総合感冒薬は処方しない。
>(理由:風邪に対する処方は症状の緩和のみ。不必要な薬が入っている総合感冒薬は嫌い(主観のみですね(苦笑))
いえいえ、決して主観のみなんかじゃないですよ。PLにはサリチル酸系消炎鎮痛剤が含有されており、インフルエンザ脳症の際にも問題になりました(後ほど別に書き込みます)。子供に使えない薬を大人に使っていいわけがないと思います。
> 2.咳には咳止め、鼻水には鼻水止め、熱はそのまま出してた方が早く治るよと説明し、イブプロフェン(ブルフェン)またはアセトアミノフェン(カロナール)内服処方。どうしても・・・と言う人にのみボルタレン座薬(25mg)。うがい薬は原則処方せず、これもどうしても・・・と言う人にはハチアズレ(アズレノールうがい薬)
当院でも症状に対する最小限の薬を個別に調合して出すようにしてます(なるべく頓用で)。不必要な成分は飲ませたくありませんし、安易に1日3回投与するのもおかしいと思います。
解熱鎮痛剤としてはカロナールのみ使用してます。ロキソニンやボルタレンはあくまでも整形外科領域での鎮痛薬でしょう。腰痛症や頚肩腕症候群で普段から飲んでる人には、風邪を引いた際には内服を中断するよう前もって啓蒙しています。強力な解熱剤により、成人でもまれに激症型心筋炎を発症する可能性が示唆されてますし、風邪の際に処方できる薬じゃないと思います。
まだ検討中なんですが、デメリットを説明した上でも欲しがる患者さんには、危険を了解しましたという同意書をもらってもいいくらいじゃないかと・・・やりすぎでしょうか(^^;)
MCMC@内科 投稿日/2005年10月30日(日)
〜 使い残し解熱剤、流感の子供に使い死亡相次ぐ 〜(2002.4.8 読売新聞)
インフルエンザ患者への使用が原則として禁じられている解熱鎮痛剤を、医師の処方なしに家庭で使うなどした子供が、脳炎・脳症で死亡するケースが2002年に入って相次いだため、厚生労働省は、使い残した薬や他人の薬を家庭で勝手に使用しないよう注意を呼びかけている。
同省によると、2002年1月、9歳の女児が家庭にあった座薬の解熱剤(ジクロフェナクナトリウム:ボルタレン)を使ったところ、けいれんや意識低下などが起きる「インフルエンザ脳炎・脳症」を発症、死亡した。また、同じ解熱剤を家庭で使っていた6歳の女児が死亡する事故もあった。このほか、医師が処方したサリチル酸系医薬品 (PLなどの総合感冒薬にも含有) を服用した7歳と4歳の女児が、脳炎・脳症で死亡するケースもあった。4件の死亡例はいずれも、医薬品と脳炎・脳症との直接の因果関係は不明だが、事態を重視した同省は、全国の都道府県に対し、使い残しの医薬品は原則、廃棄するように求める啓発活動の実施を求めた。
山本@宮城 投稿日/2005年10月30日(日)
>カネコ先生
レス、ありがとうございました。よくわかりました。カゼの話って、つっこみ所が多く展開が早いですね。理論的にはおっしゃるとおりなのだと思います。インフルエンザ疑いの場合には特に注意していますが、カゼの場合、発熱よりもむしろ咽頭痛や頭痛が著明の場合には、ロキソニンを使用することがありました。実際、患者さんも喜んでいましたので、治癒が遅れたという印象はなく気にもしていませんでしたが、これからは注意してみます。
山本@宮城 投稿日/2005年10月30日(日)
>hongmei先生
咽頭痛にはトローチ(SPトローチやアズノールSTなど)が効果がある場合があります。私は好きですが、嫌いな患者さんもいますが。
hongmei 投稿日/2005年10月30日(日)
ヘミオラ先生、カネコ先生、MCMC先生、風邪症状に対する処方についてのコメントありがとうございました。
実は毎年この話題があがってるんですよね。恒例の季節ネタって事でしょうか。(笑)
私も現在は「患者様が風邪をひかれると手術を中止し退院させる」ような科(医者じゃない?苦笑)ですので、入院患者様または当直帯での対処のみとなっております。大方のご意見同様私も総合感冒薬は処方せず、症状に合わせた処方をしております。結果的に風邪症状で3種類位の薬剤を処方することになったり・・・。
山本先生
患者様がトローチを希望なさるので仕方なく処方する事がありますが、自分の経験では「のど飴」程度の効果しかないと思います。また、咽頭の知覚は鈍いので自分で痛みの場所を正確に把握できませんが、炎症の初期は上咽頭です。(口蓋垂より上)トローチを鼻から入れなければ効果はないと思ってます。
それからSPトローチ明○には塩化デカリニウムという殺菌成分(詳細不明。白癬治療薬にも含まれている)が配合されておりそれが「売り」のようです。ただし同薬剤のメーカーによる説明書は入手しておりません。このHP(他にも同様の内容が記載されているHPが複数ありました)の作者の勝手な解釈かもしれません。
↓
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se23/se2399710.html
downhill様
貴院では薬剤部の力が強いですね!強い薬剤部、頼りになります。当院では薬剤部は医師より弱いです。抗生剤もペネム系、バンコマイシンなどは申請書が必要になりましたが、実際は使いたい放題です。(苦笑)
近い将来「風邪(急性上気道炎)」が健康保険の対象からはずれるようですが、患者様がますます危険で、かつ効果のはっきりしない市販の総合感冒薬に流れていきそうで怖いです。
中村 守@外科 投稿日/2005年10月30日(日)
なぜ、うがいは風邪予防に効果があるのか?
おっしゃるようのように、うがいしても届く範囲はせいぜい口腔内と咽頭後壁くらいですよね。ウイルスが増殖する鼻腔、喉頭や気管は洗浄できません。
しかもインフルエンザウイルスなどは、粘膜に付着してわずか30分で細胞内に進入します。
なぜ、うがいが風邪を予防するのでしょう?
手洗いがインフルエンザを予防するという論文(フランスだったか?)は抄訳を読んだ記憶がありますが、十分納得できました。
どなたか、うがいの(もちろん水です)風邪予防効果を説明できる方はいらっしゃいますか?
hongmei 投稿日/2005年10月30日(日)
うがいと風邪の予防の効果についてちらっとmedlineで調べた限りでは最新の欧文での論文はこのスレの元ネタと全く反対の結論を出しているものがありました。著者はやはり日本人です。
↓
Evaluation of the bactericidal activity of povidone-iodine and commercially available gargle preparations.
Dermatology. 2002;204 Suppl 1:37-41.
風邪の予防について英文のHPを調べてみました。手洗いはどのHPにも書いてありましたが、うがいは見当たりません。
↓
http://www.health.gatech.edu/main/3_news/cold_vs_flu.php
喉の痛みの改善に塩水によるうがいが書いてあるものはいくつかありました。
↓
http://healthgate.partners.org/browsing/browseContent.asp?fileName=11952.xml&title=Common%20Cold
もしかしたら、うがいが風邪の「予防」になると信じているのは日本人だけ?
中村 守@外科 投稿日/2005年10月30日(日)
報道では、水によるうがいは風邪の発症を40%予防するというのです。
うがい薬を販売しているのは日本だけらしいです。
発表からは、本当に予防効果があるようですが、、、。
downhill 投稿日/2005年10月30日(日)
hongmei先生
>もしかしたら、うがいが風邪の「予防」になると信じているのは日本人だけ?
そうかもしれません。私小学生の時(約20年前)にニュージーランドで1年間だけ生活した事があるのですが、その時たしかにみんな「手洗い」はしてたけど、「うがい」という習慣は無かったと思います。
逆に小学校・公共施設のトイレはほとんど(すべて)熱風が吹き出すハンドドライヤー(UVランプなし)か、ペーパータオルが常備されていました。
小学校に行くときに、手洗い後用のハンカチを持たずに行くのがとても不思議だった記憶があります。
ヘミオラ(内科) 投稿日/2005年10月30日(日)
downhill様。
休む日数はうちもほとんど同じです。むしろ同僚が「まだ出てこないで,私たちにうつさないで」と言うくらいです。
風邪の時に使う薬は,対症療法と割り切っています。できるなら使わない。症状がつらければ使ってもよい。ただし少なくともインフルエンザには解熱剤は脳症の危険性もあるし,ウィルスが死滅しにくくなるので,それとの兼ね合いでしか使わない,です。
hongmei 投稿日/2005年10月31日(月)
元スレの論文をきちんと読んでないのでわかりませんが、1.欧米も含めて風邪の予防に有効と言われている手洗いを併用したか、2.生活環境の病原体暴露(通勤/通学手段、自宅/寮生活、勤務先など)など条件をきちんとそろえなければ信憑性はないと言えるのではないでしょうか?
vaquero@獣医科 投稿日/2005年10月31日(月)
hongmei先生。私は門外漢ですが…水道でうがいをするときには大抵の人が同時に手洗いをすると思います。特に私などは、コップを使用せずに掌で水を掬ってうがいしますので(うがいに意味があるかないか判りませんが、気持ちが良いので仕事の後には習慣的にしております)。したがって私も「手洗い」の効果なのかな?と思った次第です。
MCMC@内科 投稿日/2005年10月31日(月)
とある大学病院教授のお話です。
3ヶ月毎に薬を取りに来てる患者さんが軽い風邪をひき、症状を訴えて教授に何か風邪薬をくださいとお願いしたそうです。
そして出た薬が・・・PL顆粒 3.0gを10日間!
さらに「薬が余ったら今度風邪引いたときにまた使って下さいね」だそうです。
厚労省の勧告は全く浸透していませんねえ・・・先が思いやられます(^^;)
ヘミオラ(内科) 投稿日/2005年10月31日(月)
vaquero@獣医科さま。
なるほど,うがいの際に手洗い。確かにする人が多いですね。手洗いの効果は捨てがたいと思います。
感染力の強い風邪の原因多くはRSウィルスで,感染経路は手です。人の習性で,手は顔,特に口や鼻の周りあるいはその中に突っ込むことが多く,そのため手を介して感染するとされています。したがって向こうの本には,風邪の予防に手洗いするように書かれているわけです。
カネコ@北海道 投稿日/2005年10月31日(月)
>薬剤師の方へ
SPトローチに含まれる塩化デカリニウムってグラム陽性球菌と真菌に効くのは分かりましたがウィルスには効くんでしょうか?
downhill 投稿日/2005年10月31日(月)
>カネコ@北海道先生
添付文書には、以下のようにあります。
in vitro抗菌作用
塩化デカリニウムは、グラム陽性菌、真菌などに抗菌作用を示した。
被 験 菌:最小発育阻止濃度(μg/mL)
S.aureus:3.12
Beta hemolytic Streptococcus:6.25
Klebsiella sp.:>100.0
C.albicans:1.56
そもそもウイルスは「標的」にもしていないってことですね。
downhill 投稿日/2005年10月31日(月)
追加です。
インターネットでも調べましたが・・・ヒットしませんね、ウイルスに対する効果は。
ちなみに塩化デカリニウムは「ダ○リン」のような水虫治療薬に入っていますね。
ウミユスリカ 投稿日/2005年10月31日(月)
生物学サイドからの疑問です。
>インフルエンザウイルスなどは、粘膜に付着してわずか30分で細胞内に進入
という話は以前からよく聞きますが、あれは「粘膜細胞」に付着してからなのでしょうか、それとも「粘膜表面の粘液層」の表面に付着してからなのでしょうか。それによってうがいの評価はずいぶん異なってくるように思えます。粘液層の表面に付着して30分ということならうがいの効果は非常に低いということになるでしょうし、粘膜細胞の表面に付着してからということなら、粘液層の中を拡散によって通過する時間を考慮すると、それなりに効果があろうということになるかと思います。また、その場合は咽頭粘膜表面の粘液層の厚さが健全に保たれているかどうかというのも重要なポイントとなるでしょう。
さて、話はちょっと変わりますが、医療関係者以外の間での総合感冒薬信仰は根強いですよね。私が地方自治体の教育委員会に勤務していたときですが、風邪にかかって総合感冒薬を飲もうとしないのは、治ろうと努力しないこと、ひいてはまじめに仕事をしようという意思が認められないことであると、熱っぽくお説教されたことがあります。私としては、短期的にしんどくても一日でも早く軽快して仕事に全力を尽くせるようになることを意図していたのですが・・・
MCMC@内科 投稿日/2005年11月01日(火)
>さて、話はちょっと変わりますが、医療関係者以外の間での総合感冒薬信仰は根強いですよね。私が地方自治体の教育委員会に勤務していたときですが、風邪にかかって総合感冒薬を飲もうとしないのは、治ろうと努力しないこと、ひいてはまじめに仕事をしようという意思が認められないことであると、熱っぽくお説教されたことがあります。私としては、短期的にしんどくても一日でも早く軽快して仕事に全力を尽くせるようになることを意図していたのですが・・・
それはまさしく「キズは消毒しなければいけない」と思いこんでる医者と同じレベルですね(笑)
「風邪を薬で治す」って感覚は早く捨て去ってほしいものです・・・
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