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Re: 非科学的ご意見ばかりで唖然。ワクチンもタミフルも拒否を煽るのは犯罪的です と、蛇足
http://www.asyura2.com/0510/health11/msg/125.html
投稿者 町医者 日時 2005 年 11 月 17 日 23:05:50: Jlt0pjLrwYKl6
 

(回答先: 非科学的ご意見ばかりで唖然。ワクチンもタミフルも拒否を煽るのは犯罪的です 投稿者 あめぞうもなー 日時 2005 年 11 月 17 日 15:58:40)

>感染に気をつけるのは当たり前です。それはもちろん否定できないことです。ただし注意しても感染してしまう場合はあるのです。

そう思います。小学校の先生、医療関係者、大勢の方と接する仕事の方、、、。しかも、なかなか欠勤しにくい、超過勤務の時代になって来ている。かぜを引いても安静を十分取れる労働環境にいる人が少なくなっている気がする。外来で休みを取ってと指導しても、止む無く出勤してる患者も多い。「職場の人が足りない」そうである。引き始めは市販薬を使って、治らないから受診する。結局。タミフルの有効ゴールデンタイムが終わってから受診する傾向が多い。
安静にして自己の免疫力で治癒するのが「正論」ではあっても、社会がそれを許さない気がしてます。

>妻も私も同時に感染したということは同じインフルエンザウイルスですが、どこで感染したのか不明です。

同時期に同居家族が同様の症状で発症したら、同一病原体と通常みなします。

>そう簡単には防げんのです。だからこそ一番インフルエンザに気をつけている高齢者用の施設などでも毎年死者がでるのです。

確かに高齢者施設で流行する傾向が強く、今すぐ免疫を付けよと言っても、現実問題困難です。

>しかも偽薬効果なわけないでしょう。インフルエンザが偽薬効果で回復するなど聞いた事がありません。そういうデータをお持ちでしたらぜひ公開していただきたいものですね。

強過ぎる言い方をされていますが、胃の不快、腸の不調、などと比べれば、体温がプラセボ効果で下がるとは殆ど考えられません。

>ところで私が感染した年には大流行していまして、私の知人も複数感染しましたが、やはりタミフルのお陰で皆普通の風邪よりもまだ楽に治りました。

>タミフルは本当に画期的な薬なんです。実体験した者、そして身近に使用者がいたらわかります。

>知人の医師も非常に評価していました。もう抗生物質誕生並のありがたさだと。

科学性を持ち出せば、あっしらさんの言われる様に、調査対象が少なすぎ、「なにがしの傾向がある」としか結論できないでしょう。でも、それはそれでいいじゃないですか?
何千人も調査できる人は限られています。一般的に、・・・の権威と言われる医学部教授とか、大製薬会社とか、厚生労働省とか、。時として政・官・財の癒着や利権のバイアスが掛かった結論を、下々は信じなければいけない。
下々から声をあげて、権威ある医学雑誌ではこう言ってたが、我々の体験した事実は異なる傾向を認めた。で、いいじゃないですか。鉄人さんや膝枕さんも医学の常識に囚われない「傾向」を啓蒙していらっしゃる様だし。
しかも、それをしないと、医療も結局大資本の良いようにされてしまう。

>タミフルは以前の対処療法的な薬ではなく根本治療ができる革新的な薬であるのです。国家プロジェクトとして備蓄が行われているのもそう不思議ではありません。

実は3年前だったか、まだ周囲でも投与されていない時期、自分も半信半疑で処方したら、あめぞうもなーのおっしゃる通り、解熱用の座薬を使ったと同じ程度の解熱・諸症状緩和を認めました。しかも、対症療法のくすりではなく、抗ウィルス剤なので、りっぱな原因療法です。しかも、従来の肝炎ウィルスや帯状疱疹やHIVに対する有効率よりはるかに高い、抗ウィルス薬にしては画期的な薬であると考えています。

>そんななか、なんでもかんでも疑って、薬は危ない、ワクチンは打つな、免疫で治せなどと主張して人々を惑わすのは犯罪的です。

実は小生も以前から両氏他に同様な反論をあめぞうもなーさん同様の見地からしてた者です。同じ様にここではなぜか少数派で孤立無援になってしまう。HNも反感を買うようだし。既成の医療の既得権代表みたいに思われるので(多少あるかもしれないが)、少し逃げてたのですが、あめぞうもなーさんに刺激されて出てきました。

蛇足ですが、タミフルで飛び降り2名の記事にいささか私見を加えたいと思います。
これこそタミフルと因果関係の証拠にする事こそどうかなと思う。
インフルエンザは脳炎を起こす。これは科学的に実証されている。
ならば、脳炎のせいではないのか否定できない。
タミフル投与群インフルエンザ脳炎のしかるべき母数とプラセボ投与群のインフルエンザ脳炎のしかるべき母数を用意し、両群の投与薬剤以外の条件を可能な限り同一に近づけ、予後調査をする。
統計学的手法で飛び降りの有意差を検討して初めて結論付けられる。
だが、インフルエンザ脳炎は死亡率が高く、プラセボ投与など人道的に許されない。
小生の判断では、安全性に頻度的にわずかな不安は有っても、脳炎にさせない為にも、脳炎の治療の為にタミフルを投与すべきだと思う。
また、投与時に、
「妄想を起こして飛び降りを起こすかもしれませんが、、、。」
などと説明すると、かえってそんな気にならないだろうか?それこそ暗示にかかって。
患者を安心させるのが商売なのに、最近は患者を不安にさせる説明をせよと言う。
まあ、医療訴訟で負けない為の方策で自己保身というのはわかるが、いかがなものか。
小生は目の前の患者の人となりを判断してどこまで説明するか決めてるが。

ちなみに、A型インフルエンザならアマンタジンという選択もあるが、これも良く効く(高熱が短時間で解熱する)が、なぜかタミフルばかりもてはやされる。長年シンメトレルなどとしてパーキンソンなどに多用されている分だけ、タミフルより安心感があるが、タミフルばかり目立つ?なんで?

付録として、薬剤添付文書検索のホームページを貼っておきます。

http://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html

これだけ勉強してお医者さんにかかれば、お医者さんをヘコマス事も請け合いです(笑)

或いは、自分の飲んでるくすりの副作用は公表されている以上、自分で調べないのは既に自己責任の時代?


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