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2005年12月25日
Deep KISS第32号「国家財政(金利と国債価格)」
サンデープロジェクトを、チラッと観た。
森永卓郎氏が、結構まともな指摘をしていた。
「インフレによって金利が上昇すれば、国債価格は大幅に下落する(中略)、
そうなれば、国債を大量に保有する郵貯がとてつもない損失を出す。
郵貯を民営化したいのは、民間にその損失を押し付ける財務省の戦略だ。」
(↑ 文言は正確に表現できている保証はありません)
僕は、森永氏の意見に、ほぼ100%同意です。
というより、このブログのエッセーで、何度も書いていることです。
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たとえば、
表面利率(=金利)1.5%(満期まで固定)
額面100万円
10年満期国債
を例に挙げましょう。
表面金利と、市場金利が一致していれば、この国債は、満期までの間、いつ取引されても、その価格は100万円です。
しかし、仮に市場金利が3%まで上昇したら、この国債の価格はいくらになるでしょうか?
およそ87万円にまで、下落します。
もし、仮に市場金利が5%(←長期ではありえない数字ではありません)になったとしたら、73万円にまで、率にして30%ほどの「経済価値」が、国債の保有者から失われるのです。
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http://www.yuichiro-itakura.com/archives/cat_0.Deep_Kiss.html