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「為替」 米新築住宅販売の急減でドル・円116.13円まで下落、クリスマス前で閑散相場/ニューヨーク外国為替市場概況
「米新築住宅販売の急減でドル・円116.13円まで下落、クリスマス前で閑散相場」
ニューヨーク概況 2005年12月24日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片
山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:36JST 「米新築住宅販売の急減でドル・円116.13円まで下落、クリスマス前で閑散相場」
【ロンドン市場概況】
23日のアジア外為市場では、クリスマス連休を控えた週末で、東京市場が天皇誕
生日で休場だったことも手伝い、取引手控えムードが強く、全体的に小動きの状態
になった。
主要通貨の9時から17時までの取引レンジは、ドル・円116円45銭-116円75銭、ユ
ーロ・ドル1.1865ドル-1.1885ドル、ユーロ・円は138円33銭-138円60銭、ポンド・
ドルは1.7376ドル-1.7404ドル、ドル・スイス1.3101フラン-1.3122フラン。17時時
点のレベルは、ドル・円116円70銭、ユーロ・ドル1.1877ドル、ユーロ・円138円60
銭、ポンド・ドル1.7394ドル、ドル・スイス1.3114フラン。
23日のロンドン外為市場でも動意に乏しく、全体的に小動きの状態が続いた。ド
ル・円は116円53銭から116円64銭で、ユーロ・ドルは1.1865ドルから1.1885ドル
で、ユーロ・円は138円33銭から138円65銭で、ポンド・ドルは1.7359ドルから
1.7393ドルで、ドル・スイスは1.3094フランから1.3125フランで取引された。
【経済指標】
仏・11月の生産者物価指数:前月比-0.4%(予想-0.1%、10月+0.2%)
ユーロ圏・10月の経常収支:-92億ユーロ(9月-35億ユーロ)
独・12月の消費者物価指数速報値:前月比+0.8%、前年比+2.1%(予想+0.9%、
+2.1%、11月-0.5%、+2.3%)
【要人発言】
特になし
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:116円72銭、ユーロ・ドル:1.1857ドル、ユーロ・円:138円36銭、ポン
ド・ドル:1.7348ドル、ドル・スイス:1.3131フラン
【ニューヨーク市場概況】
23日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は耐久財受注やミシガン大消費者信頼
感指数などの指標が予想以上に強かったことで116円90銭まで上昇したが、新築住宅
販売が前月から急減し、住宅市場の停滞懸念を受けて債券利回りが低下したことか
ら急反落となった。クロス・円絡みの売りも相場を押し下げて116円13銭まで下落
し、116円24銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは一旦1.1830ドルまで下落したが、米住宅指標の発表後に1.1882ドル
まで反発し、1.1870ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円はファンド筋のキャリー
トレード(低金利の円を借りて、高金利通貨や商品などに投資する手法)の手仕舞
いが続行し138円44銭からストップロスをヒットして137円60銭まで下落した。ポン
ド・ドルは1.7358ドルから1.7307ドルまで一段安となった後、1.7335ドル前後まで
戻して引けた。ドル・スイスは1.3160フランから1.3109フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は目立った手掛かり材料がなかったうえ、商品先物市場がクリスマス前の
短縮取引(13:00まで)で市場参加者が少なかったことから小動きが続き、前日比
変わらず水準で引けた。NYMEX原油先物価格(2月限)は“来週の米北東部の気温は
温暖になる”との予報を受けて朝方は弱含んだが、結局58.43ドル(前日比0.2%
高)で取引を終えた。なお、今週の原油価格の騰落率は+0.6%。
ブルームバーグ調べによる来週の原油相場予想では、大半のアナリストが“横這
い”を見通しており、理由は様々だが、概ね57-59ドルのレンジを予想している。
【通貨オプション】
ドル・円スポット相場は、米11月新築一戸建て住宅販売が、過去最高を記録した10
月分から予想以上に減少した事を受けて債券利回りが低下し、ドル売りが先行して
いる。しかしながら市場は「当面115-120円のレンジ相場」との観測が強まっている
事やクリスマス、年末休暇を控えてオプション市場での変動率は低下している。1ヶ
月物は8.400%から8.200%、3ヶ月物は8.400%から8.325%へそれぞれ低下、6ヶ月
物は8.325%で昨日と同水準での取引となっている。
リスクリバーサルでも動意乏しく、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.750%、3ヶ月物は+0.850%、6ヶ月物は+0.875%とそれぞれ昨日と同水準での取
引となっている。
【株式市場】
NY株式相場はまちまち。連休を前に手控えムードが広まり、全般に閑散とした取引
にとどまった。11月の新築住宅販売が予想を下回ったことで上値が抑えられ、終日
小動きの展開となった。セクター別では、小売や商業サービス用品が上昇する一方
で、食品生活必需品や耐久消費財・アパレルが軟調。テキサスインスツルメンツ
(TXN)はセンサー&コントロール部門を投資会社に売却する事で合意し小幅高。一
方で小売のアルバートソン(ABS)は身売り交渉を中止したとの報道で11.9%の急落
となった。ベストバイ(BBY)は日曜大工用品関連の小売企業の買収を発表して上
昇。ダウ構成銘柄では、シンガポール航空から100億ドル規模の受注を獲得するとの
報道でボーイング(BA)が小幅高。GM(GM)も7営業日ぶりに反発に転じた。ダウは
6.17ドル安の10883.27、ナスダックは2.93ポイント高の2249.42で取引を終了した。
26日月曜日はクリスマスの振り替え休日の為、NY株式相場は休場となる。
【経済指標】
米・11月の耐久財受注:前月比+4.4%(予想+1.0%、10月+3.0%←+3.4%)
米・11月の耐久財受注(輸送機器除く):前月比-0.6%(予想+1.0%、10月-0.2%
←+0.3%)
米・12月のミシガン大消費者信頼感指数確報値:91.5(予想89.0、速報値88.7、11
月81.6)
米・11月の新築住宅販売:124.5万戸、前月比11.3%減(予想130.5万戸、10月140.4
万戸←142.4万戸)
【要人発言】
ウェリンク・オランダ中銀総裁
「ECBは原油価格による2次的な影響が見られれば行動をとる」
「利上げによってユーロ圏12ヶ国の経済を妨げる事は無い」
「経済成長が強まればECBの行動が一段と必要とされる可能性がある」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 116.56 116.90 116.13 116.26
ユーロ・ドル 1.1877 1.1885 1.1830 1.1869
ユーロ・円 138.37 138.65 137.60 137.92
ドル・スイス 1.3115 1.3160 1.3094 1.3120
ポンド・ドル 1.7381 1.7397 1.7307 1.7334
株式市場:
NYダウ 10883.27 10904.80 10869.83 10883.27
ナスダック 2249.12 2254.71 2245.58 2249.42
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.606 4.546
米国債10年物 4.427 4.374
先物市場:
NY金先物 504.6 508.8 502.2 505.2
NY原油先物 57.90 58.50 57.65 58.43
シカゴ日経平均先物 15965 15965 15940 15945
(フィスコ) - 12月24日7時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051224-00000001-fis-brf