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●『貧困層には購買力がない。だから市場は成長しない』というのが圧倒的な考え方だ。
しかし
●貧困層は、途上国内といえども物価の高い環境で生活している傾向が非常に強い。
ネクストマーケット 第一章 経済ピラミッドの底辺に眠る巨大市場
p36・1行目から p37・8行目まで
ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 ウォートン経営戦略シリーズ
C.K.プラハラード (著), スカイライト コンサルティング (翻訳)
出版関係の方へ: 「なか見!検索」のご紹介
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まず、BOP市場の多くを有する発展途上国の全体的な購買力から考察してみよう。
発展途上国は、驚くほど成長する可能性がある。なかでもBOP市場が大きな可能性を握っている。
中国を例にとってみよう。中国は、12億の人口を抱え、一人当たりのGDPは1000ドル
、つまり1兆2000億ドルの経済を誇っている。しかし、単なる米ドル換算では、中国国内で生産され消費される製品やサービスに対する需要を、正しく測定しているとはいえない。
仮に、GDPに基づいた数値を、購買力平価を加味してドル換算すると、中国はすでに5兆ドルの経済大国になり、米国についで第二位の経済力をもっていることになる。
同様にインド経済は、PPPの点から見れば3兆ドルの規模となる。
また、中国、インド、ブラジル、メキシコ、ロシア、インドネシア、トルコ、南アフリカ
タイの、9カ国をひとまとめにすると
、約30億の人口を擁することになり、これは途上国人口の70%に相当する。
PPPの点から見ると、このグループのGDPは12兆5000億ドル、途上国全体の90%に相当し、日本、ドイツ、フランス、英国、イタリア、のGDPを合計したものより大きいのだ。
このグループ市場は決して無視できない。
では、この発展途上国の大きな可能性を踏まえたうえで、BOPとはどういうものなのだろうか?
我々を支配している考えは、「貧困層は使えるお金がない、だから成長市場にはならない
」というものだ。
たしか、1日2ドル未満の稼ぎしかない人々の購買力は、先進国に住む人々とは比較にならないが人口の多さからいえば、貧困層はかなりの潜在的購買力を持っていることになる。
たとえば、貧困層は、途上国内といえども物価の高い環境で生活している傾向が非常に強い。
・・・・つづきは
本屋さんで・・・