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http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20051208AT1F0801Q08122005.html から引用。
日銀の福井俊彦総裁は8日の名古屋市内での講演と記者会見で、金融の量的緩和政策の解除について「2006年度にかけて政策変更の可能性が高まる。重要な判断の局面が差し迫っている」と述べ、従来よりも強い表現で来春の解除への意欲を示した。解除後の金融政策運営では「(現在のゼロ金利の)金融環境に大きな段差が生じるわけではない」とし、利上げを急がない姿勢を強調した。
総裁は中部経済界代表との懇談会で講演し、量的緩和について「もう終わりが近いことはだれの目からみても見える」とこれまでよりも踏み込んだ表現で指摘した。解除基準である消費者物価指数(CPI)の変化率が10月に前年比ゼロ%となり「来年1―3月にかけて比較的はっきりとしたプラスになると予想される」ことを根拠に挙げた。早ければ今年度内に解除条件が整うことを示唆した発言と受け止められている。 (22:27)