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「為替」 クロス円絡みの売りでドル・円高止まり120.79円-121.06円、原油6日ぶり反落／ニューヨーク外国為替市場概況
「クロス円絡みの売りでドル・円高止まり120.79円-121.06円、原油6日ぶり反落」
ニューヨーク概況 2005年12月8日（木曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子 片
山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:33JST 「クロス円絡みの売りでドル・円高止まり120.79円-121.06円、原油6日ぶり反落」
*:JST 「クロス円絡みの売りでドル・円高止まり120.79円-121.06円、原油6日ぶり
反落」
【ロンドン市場概況】
7日のロンドン外為市場では、ポジション調整とみられるクロス円の売りが先行す
るなか、欧州通貨の下落が対ドルで進んだことで、ドル・円は121円挟みで小動きに
なった。ユーロ・円は142円24銭から141円74銭まで下落、ポンド・円は209円90銭付
近から209円40銭付近まで下落、ユーロ・ドルは1.1768ドルから1.1705ドルまで下
落、ポンド・ドルは1.7365ドルから1.7306ドルまで下落した。ドル・スイスは
1.3091フランから1.3159フランまで上昇し、ドル・円は120円74銭から121円10銭で
取引された。また、NZドル・ドルは0.7075-80レベルから0.7035-40レベルまで下落
し、NZドル・円も85円55-60銭レベルから85円20-25銭レベルまで下落した。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
小泉首相
「量的緩和解除、現時点ではまだ早い」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：121円01銭、ユーロ・ドル：1.1717ドル、ユーロ・円：141円76銭、ポン
ド・ドル：1.7327ドル、ドル・スイス：1.3152フラン
【ニューヨーク市場概況】
7日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はクロス・円絡みの売りに押されて121
円02銭から120円79銭まで売られるが、米債利回りの上昇を受けて121円00銭前後ま
で戻して引けた。
ユーロ・ドルは米企業レパトリ絡みの売りやユーロ・円の下落に連れて1.1735ドル
から1.1704ドルまで下落するが、投機筋やアジア中銀筋の買いが下支えし、安値圏
で揉み合う動きが続いた。ユーロ・円はファンド筋などの利食い売りで141円55銭ま
で下落後141円92銭に反発して引けた。ポンド・ドルは1.7292ドルから1.7357ドルま
で上昇した。ドル・スイスは1.3160フランから1.3119フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は在庫統計発表後に失速し、6日ぶりに反落。本日発表された原油在庫が
190万バレル減少見通しに対して272万バレル増加と、予想外の増加となった事から
売りが先行した。ただ、寒波到来で米北東部の気温が低下しているうえ、一部メデ
ィアが「アルカイダのザワヒリ容疑者がイスラム諸国の油田を攻撃するように呼び
かけた」と報じたこともあり下値は堅かった。NYMEX原油先物価格（1月限）は弱含
み、59.21ドル（前日比1.2％安）で引けた。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は、クロス円の利食い売りに上値重い展開ながら、小動きと
なっている。オプション市場では様子見気配強く、変動率は1ヶ月物は7.85％、3ヶ
月物は8.125％で昨日と変わらず、6ヶ月物は8.125％から8.175％へ上昇した。
クロス円での利食い売りが活発化している事を受け、円コール買い圧力が高まっ
た。リスクリバーサルは25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.300％から
+0.325％、3ヶ月物は+0.450％から+0.50％へそれぞれ拡大した。6ヶ月物は+0.575％
と昨日と同水準で推移している。
【株式市場】
NY株式相場は下落。来週に米FOMC(連邦公開市場委員会）を控えて金利上昇に対する
警戒感が強まっており、金融や住宅関連などの金利敏感株が売られる展開となっ
た。先月からの急速な上昇相場を受けて、短期的にやや買われ過ぎとの見方も広が
っている。セクター別では、自動車・同部品や食品・生活必需品が堅調な一方、耐
久消費財・アパレルや半導体・同製造装置が軟調。JPモルガンが投資判断を引き上
げたシスコシステムズ(CSCO)が小幅高となる一方、ヘルスケアのウェルポイント
(WLP)は業績中間報告でアナリスト予想を下回る見通しとなったことから売られた。
また、明日に業績中間報告を控えるインテル(INTC)も下落した。ダウ構成銘柄で
は、最高財務責任者の人事交代を発表したGM(GM）が上昇。結局ダウは45.95ドル安
の10810.91、ナスダックは8.75ポイント安の2252.01で取引を終了した。アクティビ
スト投資家のカーク・カーコリアン氏がGMの外部取締役に就任するとの観測が広が
っており、注目を集めている。
【経済指標】
米・10月の消費者信用残高：-72億ドル（予想+50億ドル、9月+40億ドル←-0.59億ド
ル）
米・週次の原油在庫統計：
原油在庫：前週比+272万バレル（予想-190万バレル、前回-419万バレル）
ガソリン在庫：同比+274万バレル（予想+105万バレル、前回-55万バレル）
蒸留油在庫：同比+274万バレル（予想+175万バレル、前回+331万バレル）
【要人発言】
スノー米財務長官
「米国経済は予想を大幅に上回って拡大している」
「2006年度に米財政赤字はいくらか増加するものの、その後は減少に転じ、GDP2％
以下に減少すると見込んでいる」
「財政赤字を半減させる方法が見つかるだろう」
「米経済は過去2年半で450万人の雇用を創出している」
「米株式市場は減税以降、順調に上昇している」
グリーンスパン米FRB議長
「政策金利の中立水準、時期を確実に認識するのは不可能である」
「中立金利の概念は金融政策を決定する上で特に有用ではない」
「世界の貯蓄が長期金利を押し下げている」
「行き過ぎた政策の透明性は政策効果を抑制する可能性がある」
「金利のフラット化は景気減速を示すものではないと考える」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 120.83 121.18 120.74 121.13
ユーロ・ドル 1.1752 1.1768 1.1704 1.1722
ユーロ・円 142.03 142.24 141.55 141.98
ドル・スイス 1.3105 1.3160 1.3091 1.3136
ポンド・ドル 1.7348 1.7365 1.7292 1.7354
株式市場：
NYダウ 10856.86 10868.06 10764.01 10810.91
ナスダック 2262.96 2264.91 2244.62 2252.01
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.678 4.714
米国債10年物 4.482 4.511
先物市場：
NY金先物 515.0 520.3 514.0 517.8
NY原油先物 60.50 60.55 59.11 59.21
シカゴ日経平均先物 15490 15495 15390 15455
（フィスコ） - 12月8日7時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051208-00000002-fis-brf
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。